(続き)実際、大阪では、前売り券が全然売れていないにもかかわらず当日券のお客様で満席になるトークイベントもたくさんある。なので、前売り券をかなり安くするか、いい特典があるかでないと前売り券は動かないと思うし、むしろイベント当日の楽しさをもっと打って出たほうがいい、大阪では。
— 吉村智樹@9・17ロフトプラスワン大阪 (@tomokiy) 2017年9月6日
これは本当。ただセミナーとかやる側からすると『だから来場者が読めない大阪ではやりたくない』という側面も持つ訳で... https://t.co/UihMsJLmz7
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年9月7日
この類の話をすると必ず「いいや、うちではそうではない」との反論をいただくのだけど、全員が全員って話では無く、そういう傾向があるとの認識を有している人が複数いるよ、納得できる話ではあるよ、ということで。そして大阪が悪い、東京は良いという二元論でも無く。
セミナーや講演に限った話ではないけど、予約の数が実物に連動しない、当日券、当日買いが多いってのは、売り手からすると非常に困ったちゃんな話となる。コンテンツそのものの需要が読めないので、供給量の調整が難しくなるのだよね。この類の話は雑誌や書籍ならよく分かるはず。発売日当日に本屋に足を運んで買うのなら、事前に予約してくれるとありがたい、展開冊数の目安がつくから。それがつきがたくなっているので、初版の刷数を落として様子を見なきゃ......ということになる。
購入者、参加者側の気持ちも分かる。お金の問題でやりくりがつかなくなるかもしれないから今はちょっととか、スケジュールが空くか否か分からないとか、物品なら他でもっと安く買えるかもしれないからとか。あるいは...予定を埋めると時間を束縛されたようで、それがイヤなのかもしれない。
まぁ講演やセミナーならネット配信、本の類なら電子書籍にしてしまえば、事前の目論見は最小限で済むのだけど(ネットコンサートの場合には回線の整備が大きなネックとなるけど)。
コレもホントその通り。予約全然でイベント当日にいっぱいで入れない人出る事も珍しくない。でもイベントやる側からすれば「予約してくれれば追加の準備したのに」ってなるわけで、この習慣が変わらないと、大阪でイベント組む博打打てる人しか興行しなくなると思う。個人的には結構危機感ある。 https://t.co/T6gr0yJQu7
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年9月7日
創作文化を育てる要素に「正規ルートで商品やチケット買う」「類似品や転売に手を出さない」「ファンレターを出す」等あるけど、「チケットは予約する」というのも文化を育てる要素の一つ。興業=博打時代なら蓋開けて大盛況もありだけど、文化育てたいなら"参加者が読める"という要素はとても重要。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年9月7日
指摘の通り、予約しないことで当人の時間拘束は避けられ、無駄になってしまうかもしれないお金のリスクを回避することはできるけど、その分提供側のリスクは上乗せされ、成長性の芽が摘まれてしまう。「チケットは予約する」だけじゃなくて、コンテンツすべてにおいて欲しいと思うもの、大切にしたいものは早いうちから意思表明をする、大げさかもしれないけど投資をするってのが大切なのではないかな。
「参加者が、利用者が事前に読める」ってだけでも、大いに助けとなると思うのだな。
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