「救急隊員の出動回数が増えたため、消防署内で食事をとることができないことがあり、救急隊員がやむを得ず出動の合間にコンビニや病院で飲食物を購入したり、食事をしたりすることについて」仕方ないは8割超(内閣府 救急に関する世論調査より) https://t.co/Q01ZOveVYL pic.twitter.com/Mlfwrc9lVh
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年9月11日
消防車や救急車が出動の合間にお店に立ち寄って隊員が食事をとったり、病院などで買い物をするケースが出ている。警察官も合わせ、公的事業で職務についている人も人間なのだから、そのような状況も仕方がないのだけど、一部の人は「仕事をさぼって飯を食っているとはけしからん」と思うらしい。
そういう考えを持つ人がいる事自体は仕方がないけど、そういう人たちが「善意の市民」としてクレームをつけまくったり、報道が面白おかしく拡声器の役割を果たすことで、公務の人達が頭を下げたり、食事すら満足に取れなくなってしまう。それっておかしいよね、と普通の人は思うのだろうし、文句を言う人はモンクレだよなぁという感想も抱いてしまうのだけど。あるいは「公務にある人は何をしても悪だから、自分達がクレームをつけて正す必要がある」と一部報道界隈の人と同じ、自分だけの正義感を振り回しているのかな、と。
で、そういう話が相次いでいるためか、内閣府の世論調査でも「救急に関する世論調査」なるものが行われた次第。救急搬送は有料化すべきかとか、今件項目に限っても「仕方ない」「止めた方がいい」だけじゃなくて「問題ない」「当たり前」の選択肢が無いのがちょいと残念ではあるけど。
結果としては大多数が「仕方ない」。表現としてはいまいちアレだけど、許容する方が多分。今後何か文句を言う筋があれば、これを提示して「あなたのようなご意見をなさるのはごく少数」と突っ込めばよいのだろう。
属性別「仕方ない」派。大きな差異は無し。あえていえば高齢層、地方の人ほど値が低め。価値観の違いかな、と。 pic.twitter.com/0yURppUWt0
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年9月11日
属性別で見ると大よそ変わりはないけど、あえていうのならば高齢層とか、地方居住者とか農林水産業従事者が低め≒否定派多し。「公僕は文句をいわずにただただ働くべし」という認識を持っているとか、昔と今の価値観の違いかなあ、という気がする。
救急車を利用してもよいと思う微妙な状況時の判断。「救急車搬送なら優先的に診断」のような都市伝説を信じてとか、予約している病院に通院するため、お金をかけたくないからといった意見も少数あったりします。 pic.twitter.com/pepXjX1N7B
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2017年9月11日
もう一つ。救急車を呼ぶか否か微妙な状態問題。正直なところ、医療の素人が自分の判断で搬送の是非を決めたら危ないのだけど(経験者は語る)、選択肢を見るとそれ以前の問題が多分だったりする。こんな選択肢で救急車を呼ぶのがアリだと思っている人、ゼロじゃないんだ......と逆に驚いたりする次第ではある。
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