「マウスカーソルはなぜ傾いた矢印なのか」という質問に対する、様々な回答: https://t.co/XqEiRYg8q7 ...答は一つではない。とはいいつつも、後知恵や習慣に支えられているとおぼしきものもある。受容された形態が「なぜ」そうであるのか、にスパッと答えるのは難しい。
— Kentaro Fukuchi (@kentarofukuchi) 2017年9月14日
技術や道具は色々な場面で多様な人に手を加えられて改善され少しずつ姿かたちを変えていく。そのプロセスがしっかりと理由付きで記録されていればよいけれど、少なからずは気が付いたらなんだかこんな風になっていたという感じで、その過程をしっかりと把握できる人は誰も居なかったってことになる。場合によっては伝承者の記憶違いで色々な説が生まれたりとかね。フロッピーディスクの形をしたセーブアイコンとか、電話の受話器の形をした通話アイコンとかも、あと数年もすればそんな類の領域行きになるかもしれない。
で、今件はマウスカーソルがなぜ斜めなのか。言われてみるまでそんなのを意識したことなど無かったけど、改めて見ると確かに斜め。それに関する色々なお話が出ている。でもなんちゃら知恵袋とかのように、論議の場になってはいるけど、ズバリという回答はない...というか誰も体系立てた記録は残していないのでは? マイクロソフトとアップルの記録をたどれば、あるいは出てくるかもしれないけど。少なくともスクリーン上でアイコンを操作する...ってああ、そうか。グラフィック系ツールもカーソルはあるから、Photo Shop周りも確認が必要かな。
せんだって福地先生が取り上げておられた「マウスカーソルの矢印はなぜ"傾いた矢印"なのか」のテーマ。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年9月15日
私自身はまず解像度の低いドット絵に由来する理由を連想したのですが、寄せられた見解を読んで改めて気付く処が多々ございました。
画面の情報を遮らない為に斜めに指すという視点もその一つ。 pic.twitter.com/1j4LEAHQWv
解像度の低い云々の点に関しては実際に件のリンク先にも歴史的背景の一つとして言及されておりますが、ただし最初に開発されたマウスカーソルは「上」向きだったとも。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2017年9月16日
なお僅かな「偶数の」ピクセル幅を最大限に活かす前提では、中心となる1ピクセルが無い事も遠からず影響している様に思えました。 pic.twitter.com/2e4cIIPkZI
グラフィックの荒さとか、指し示した時に対象を隠してしまわないように最適化したとか、色々となるほど感。このネタ、色々と探っていけば論文の一本も書けそうな気がするな。
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