お金の偽造は「ずるい行為」だから厳罰というんじゃないんだよ。もちろんそういう面もあるけれど、実際はそういう感情的なことで決まっているのではない。それは国家のインフラを破壊する行為であり、国家を破綻させかねない行為だから、国を守るために厳罰で対処しているのである。
— 広江 克彦 (@eman1972) 2017年9月4日
お金を偽造する事は重大な罪に他ならない。価値と信頼をねつ造するのだから。原価が極めて安いことを思えば、究極のコピー品販売みたいなものだ。
ただ、お金の偽造はそれだけにとどまらない。指摘の通りインフラを破壊する行為でもある。実際、国家間戦争において敵国のお金を偽造して大量にばらまき、経済を混乱に陥らせるという話は(成功失敗を問わず)結構なされている。だからこそ、罪は極めて重い。あれだ、例えば学校の給水タンクに勝手にジュースを混ぜたり、睡眠薬を混入させるとか、そのレベルの重罪。ヒーローものの番組で悪役が世界征服のためにやらかす悪業みたいなもの。
お金は国家が用意するインフラだというのが分かっていない人が多い気がする。自然発生的なお金の起源のイメージが強いんだろうか。 https://t.co/0TP8Tl2nbT
— 広江 克彦 (@eman1972) 2017年9月4日
物々交換を続ける共同体よりも、貨幣を媒体とする制度を作った共同体の方が効率がよくて強くなれる。長らく金や銀のようなありふれていない金属が貨幣として使われていたが、「あれ?貨幣の本質って情報じゃね?」って気付いた時から、金属の埋蔵量に制限されないさらなる経済の飛躍が可能になった。
— 広江 克彦 (@eman1972) 2017年9月4日
自分が学校で習ったニクソンショック(紙幣と金の兌換停止)は「ずる賢い」「欺き」といったニュアンスで語られていたが、あれこそが人類の経済のやり方を次のステージに押し上げた事件であって、賞賛してもいい内容だと思うよ。貨幣の本質に気付かせてくれたんだもの。
— 広江 克彦 (@eman1972) 2017年9月4日
『「あれ?貨幣の本質って情報じゃね?」って気付いた時から、金属の埋蔵量に制限されないさらなる経済の飛躍が可能になった。』
— k u r i t a
...にも関わらず日本では、(いつでも刷って増やせるはずの)「円」の量が増えないので、20年も成長が抑えられてきた。
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