市場パイ上限を論拠にするだけでもいろんな見方があり、さらに「課金の仕方」でも課金市場の様相はバラバラ。まとめて語るのは無理があり、「どのメディアにはどの課金モデル(広告も含む)が適合するのか」を考えるのが必須だと考えている。すなわち、「コンテンツ内容はビジネスモデルに従属する」。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年9月19日
(このところ取材するたびに「コンテンツの内容はビジネスモデルに従属する」という話が適合する話題が多すぎて、これ実は万能則なんじゃないかと思い始めたのだが、もう少し検証してみたい)
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年9月19日
私は「広告ビジネスをやっている人がメディアビジネスを語ってはいけない」と言っているわけではありません。「単純なかけ算論を超えたものが必要であり、PVの質や課金の質、顧客属性についての論が必須ではないか」ということです。論拠が「課金者の上限パイ」軸では納得させられない。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2017年9月19日
先日ページビュー(PV)周りのビジネスをしている人から、「色々あるけどPVが何より一番だよね」的な話が出てきて、それって結局ポジショントーキングでしかないんじゃないの、的なところも合わせ。現状ではPVでどうにかなるって領域もあれば、それじゃ今は意味はがないのだよ、だからこそ色々な手法が出てきているのが現状だって領域もある。少なくともドヤ顔してPV第一といえるほど、当方は肝が据わっているわけでは無い。
むしろ指摘されている通り、ビジネスモデルがまずありきで、そのビジネスモデルに合致したコンテンツが集約されていくという考え方の方がスマートだったりする。電子書籍周りの話は、有料と無料の仕切り分けも合わせ、まさにそんな感じかな、と。
いや、さらにビジネスモデルに対応しない内容のコンテンツは、ビジネス的に存続できないので、自然に従属するものが残る...進化論みたいな状態ではないのかな、と。特定のビジネスモデルが立ち上がった時には、多様なコンテンツが集まってくるけど、上手くいかないものは自然に淘汰されてしまう。お金持ちのお遊び的なものとか、もっと上の階層でのコントロールで、幅広い領域までまとめた上でのソロバン勘定的なものならともかく。
なので、現状では維持できない「特定のコンテンツ」を生き残らせたいと思ったら、合致するようなビジネスモデルにコンテンツをシフトさせるとか、既存のビジネスモデルにコンテンツを対応させるとか、あるいは新たなビジネスモデルを作るかが、生き残る道。まぁこれもまた、生物学上の進化論と同じ考えだったりするのだけど。
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