読み聞かせ雑誌「おひさま」が休刊との話

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小学館は3日、読み聞かせ絵本雑誌「おひさま」が来年1月15日発売の2/3月号をもって休刊することが決まったと発表した。同誌は1994年に「読み聞かせお話雑誌」としてスタートした、読み切りの短編絵本作品を掲載する唯一の定期刊行誌(当初は月刊、後に隔月刊)

現時点で小学館の公式サイトに関連するプレスリリースは見つからないのだけど、これって出版関係向けのものとして出されたのかな。文面によると「出版と書店を取り巻く環境の変化は激しく、昨今では絵本を求める読者のニーズに充分にお応えできない状況となっていました。今後は雑誌という形に縛られずに新しい絵本作品を発信していく方針のもと、『おひさま』を休刊する決断に至りました」とあるけど、やはり絵本を紙媒体のままで提供するという需要が落ち込んでビジネス的に成り立ちにくくなったんだろうなあ、と。


絵本の需要は無くなるはずはなく、むしろ情緒教育の観点ではもっと注目されてもよいはずだし、絵本の供給や市場業界そのものを維持するためにも、この類のプラットフォームは必要不可欠で、それが無くなるのは業界的にも非常に危うい話の気がするのだけど。

投稿型漫画サイトで人気が集まったら紙媒体として出版というスタイルも、読者層を考えると難しい話ではあるし、ねえ。

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このページは、不破雷蔵が2017年10月 4日 06:57に書いた記事です。

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