やっぱり来たなあ、「団塊は仕事ができるから」「団塊は仕事が多いので辞めさせてもらえない」という団塊世代有能幻想。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
・後継者を育てて来なかったため、人がいない
・新たに育てるより、経験者を再雇用する方がずっと安い
・大量に無職者が出るのを防ぎたいので再雇用促進
というだけです。
「加齢現象から目を背けてはいけません。昔のようには働けていないんですよ」
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
これはあるんだよね。
生涯現役と言っても『それなりに』働けるよと言うだけの話。
若い人とは異なる、特別な配慮を必要とするようになりますから。
20代の頃は午前3時まで飲んでても次の日出勤できてたりしましたが、今はもう本人がその気でも自分の体がそれを拒絶しますし。眼に見えるところで言えば血圧が凄いことになって動悸で心臓が口から飛び出しそうになったりとか。
— おたけ (@chihaya_black) 2017年10月5日
今は2徹どころか1徹もできません・・・
統計データをがちゃがちゃといじっていると、数字を通して雇用市場は改善の方向に歩んでいるよな、完全に全員ハッピーって状態には無理だけど、ハッピーな人が、少なくとも以前よりは幸せを感じている人が増えているよなあというのがよく分かる。
......のだけど。そうでないと騒ぎ立てる人もいる。また、高齢者の再雇用に関しても色々と無茶を言ってくる人が(当事者側を中心に)いたりする。店舗や病院で見ていても、加齢の問題を認識していないとあかんよなと再認識する場面は多々あるだけに、色々と覚え書き。
団塊世代が持てはやされている、再雇用されているってのは多分にこれ。後釜が居ないので仕方なくってのと、再雇用されないのなら暴れちゃうぞ的なところがあるから。貯蓄はどうしたのだろうかというツッコミもしたくなるのだけどね。ありときりぎりすの話で、暴れてありの家を壊そうとするきりぎりすのような。
徹夜云々はともかくとして、体力や判断力、反応力などすべての面において、加齢による弱体化は生じている。昔と比べれば穏やかかもしれないけど。体調が悪い時に通常の感覚で階段を登ろうとするとステップにまで足が及ばなくてコケてしまうってあるよね。それとまったく同じ現象がオールタイムで発生する。
「育てる時間やゆとりがない!」は「僕は仕事を放棄してました」の意味にしかなりません。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
育てるのも仕事でしたが、それをやらなかっただけ(雇ってないし教育相手もいない)。
会社に対し、新人を入れろと言ってきましたか?
正社員で無ければこれは言えなかったんですよ。 https://t.co/Axk6rfg36E
「会社の、せめて上司に対して、多少はものを言える立場の正社員」
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
「年功序列でポストだけは上がる人」
が口をつぐんで来た事もまた、罪の一つであろうかと。
従業員は会社という企業体を持続させる必要があるので、当然、後継者を育成する義務はあるはずです。(でないと持続不可能)
— Canyon (@Canyon_Type_R) 2017年10月5日
自分で全部やるというのは一見すると格好良いのですが、これは周囲に仕事を割り振っておらず、他の従業員の育成をしていないため、本来であれば評価は下げるべきなのですが。
いますねぇ...。
— Canyon (@Canyon_Type_R) 2017年10月5日
あれ、企業体の永続性を考えると害悪以外何ものでもないんですが。
しかも、そのことを悪いと考えられない評価者もいたりして困りもんです。
「その人がいなくなったらどーすんの」
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
これにまともに答えられないんですよねえ。
「いきなり自分が休んでも、なんとか回せる程度にはしておけ」という思考が無くて困ります。
で、団塊世代が後続を育ててないという話に「忙しかったから」という反論もあろうけど、当方が見聞き調べた限りではそんなことは無く。以前はどうだったんだよというツッコミと共に、以前も書いた記憶があるのだけど「成果主義の傾向が強まり、後続を育てるより自分自身で稼いだ方が評価が上がる」ようになったのも一因。つまり後々のことを考えず、自分本位でやった次第。
ゴーイングコンサーンという企業に関わる原則がある。これは継続企業の前提と訳されており、企業は永続して継続するという前提で事業展開をしなきゃいけないってこと。後続を育てない、自分優先ってのは要するに、先のことなど関係ない・自分優先ってこと......ああ、これ例の「種もみを俺に食わせろ」論に直結するな。
「民主党時代は再雇用にならずそのまま退職だった」
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
「今は団塊だって忙しいんだ!」
・民主党政権時代の仕事の無さが異常だった
・その期間に若者を雇用しなかったため、現在動ける若手~中堅がいない
・アラサーを雇用し教育するより再雇用したほうが安いから使ってる
てだけの話かと。
「景気が悪くなりました。まず新卒採用を控えます。若手をクビにします」
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
これ私もくらいましたけど、その会社はどうなったか?
後日、「中堅エンジニアがいない!なぜだ!」となった時期が到来しました。
もちろんクビになった人としては「当たり前だろそんなもん」でしたけど。
「年配がいつまでも頑張らなきゃいけない!」については
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
「うん、育てなかったからねー」
以外言いようがないのですよねえ。
なお今後は「他者を育て得る教育を受けた層」が壊滅する世代(非正規雇用多すぎ)に替わって行くので、今のうちにリカバリ図らないと大変。
後進の教育をできる人間の割合、というのはそれほど高いわけではない。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
かつ、
・比較的安定した環境が得られた(=長期的思考が可能)
・他人に業務をちゃんと教えられるだけの経験を積めた
という環境が無いと、教えようにも教えられない(教える物がない)。
教えられる人の数も減る。
「教えられる人が減りまくった(減らされまくった)集団」が後に控えている以上、そのさらに後の世代を考えるなら
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
・引退した世代を引っ張り出して、頑張って教育にあたって貰う
・数は少ないが存在する教育可能な中堅が頑張る
しかないんだよね。
教育出来ません、はちょっとね。
正直なところ、私も「新卒採用され、定年まで同じ会社で働く」という人生設計に基づく仕事のスタイルについては何も知らないから、教えようがない。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
『堅実』とか『まとも』とか呼ばれたスタイルなんだけど、私世代ですでに「まったく現実的じゃない人生プラン」に過ぎなくなってたからねえ...
民主党政権時、製造業の当時の知人が仕事なさすぎて、人件費おさえるために週3出勤週4休みでおどろいた記憶があります... かわりにあまり首きらなかったらしいですが。
— 藍矢 (@Aiya_ayiA) 2017年10月5日
正社員として雇用している人員を維持するため、相当に仕事を減らしてもクビにせず踏ん張ってたところはありましたね。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月5日
もちろんそれでは食べていけないので、副業も黙認状態になってた企業もありました(患者さんのダブルワークによる疲弊や収入減によるコンプライアンス低下がありました、あの頃は)
こういう話をすると必ず「世代間闘争を煽るな」「すべてがすべてそういうわけじゃない」とのご意見をいただくのだけど。世代における傾向と、その傾向による問題はどこの国でも生じているし、ゼロか1かで無くとも傾向的なものが生じているというのは否定のしようがない。「団塊世代」がもたらしたものに対する再評価が必要で、それこそが今の社会がかかえている問題の解決策の一つになるのだろうなあ、という気がする。
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