若いクリエイターの訃報を見るたび、命を最大限燃やし尽くす覚悟でこの世に傷跡を残そうとする人生、自分のできることをやって慎ましく生きていく人生、どちらが幸せなのかなとか考えてしまう 人としては後者なのかもしれないけど、作り手としてはどうだろうとか色々
— buzzG (@buzz_g) 2017年10月13日
人の命は往々にして人自身にはコントロールできない部分もあるから、作品への注力を問わずに尽きてしまうこともあるのだけど。中には作品へ過度の注力を続け、言葉通り命の火を費やして作り上げようとする人もいる。そして結果として寿命を縮めてしまうってケースも無いとはいえない。水木しげる先生の睡眠時間に関する漫画がよい例だけど。完全な因果関係の立証は難しいけど、それだけ非健康的なことをしていたら、そりゃ命も削られるよなあ、という生活環境はよく聞く。
で、本人はそれで満足しているのだから別にいいのではといわれるとそれまでなんだけど。やはり作品を楽しむ立場からすると、できるだけ多くの作品を残してほしいし、長い時間その可能性を夢見させる時間を与えてほしい。先日亡くなった佐藤大輔先生の作品を思い返すに、つくづくそう思う。
これは若いクリエイターに強く言いたい事だけど、命を燃やして作ったら作品が良くなる事なんて絶対ないよ。早く死んだ人の作品は、早く死んだから過剰評価される。長生きしたらもっと良いものを作ったはずなんだ。本当に価値あるものを作りたいなら、長い期間健康を維持して、作品を作ってください。 https://t.co/sft2UO0KKL
— 喜兵衛(雑談) (@kihee_idling) 2017年10月14日
これもまた実際には人によりけりではあるのだけど。無理をして作品がその分良くなるという保証はどこにもない。徹夜をすればテストで良い点が取れるのか? ということを思い返せばすぐにわかるはず。
これは自由業・自営業の人にはよく言われる話だけど。それに限らずモノを作る立場にある人は皆押しなべて。健康を害してまで無茶して作品に取り掛かることは無いよ、と。エナジードリンクは体力の上限を削っているのと同じ云々って話と似たようなものだ。健康、大切。
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