詳細は伏せるが、高齢者の方に暴言吐かれたり激励されたりするお仕事やってる。いやー、ある程度の歳になるとクオリティの差がハンパないな。本当に礼儀正しくて、いるだけで心地良いそよ風が吹くような気品溢れる方もいれば、人間として終わってる方もいる
— ムーチョ@VALU (@mucho) 2017年10月14日
高齢者の立ち振る舞いは人生の成績表だな...
人は多分に知識や経験を積み重ねて自分のデータベースを構築し、それを元に行動指針を決定する生き物だから、歳を重ねるにつれてその人の本質と共にこれまでのあれこれが深く反映されるようになる。もちろん何かをきっかけに、あるいは一心発起してがらりと本質が変わる場合もあるけど、それはごく少数派。
「お仕事」は介護かお役所か公的機関か医療機関か、どれかは分からないけど、多分に高齢者と相対する場なんだろうなあと思いつつ。当方もこれは、ソーシャルメディア上のやり取りとか、通院している病院の待合室とか、出先のお店などでよく見聞きして理解できる指摘ではある。その人の実情を知っているわけでは無いのだけど、スカウターを通してるように、その人の本質が見えてしまうのだな。
よく「アベノミクスの実感を感じられない」と、テレビでお年寄りが答えている。年金受給者がアベノミクスの効果を実感できないのは、当たり前ではないか?定額なんだから。こんな下らないフェイクニュースが当たり前のように垂れ流されている。
— 竹田恒泰 (@takenoma) 2017年10月14日
緊縮大好き・節約大好き・年寄最優先政策は絶対正しい、これらの発想は未来を考えない人のもんじゃろうなあ。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月14日
「若くて再生産の望める人にもっともっと稼いで貰って、税金も収めて貰う方法は何か」
これが一番必要。
なお年寄りの年金は、勤労世代の収めた税金で賄ってます。
「現在の年金は、積み立て方式ではありません」https://t.co/DzAWZtuxKE
— KGN (@KGN_works) 2017年10月14日
マンガの描き方にいろいろ批判はあれども、説明としてはまあ頑張ってますのでリンクしときます。
あともう一つの誤解が「後期高齢者だけ別建ての保険、若者関係ないじゃないか!」ですが。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月14日
『高齢者医療を支えるための、健康保険組合から国への納付金というものがあります』
つまり「若い人のお金があって初めて成り立つ」んですよ、高齢者福祉って。
若者が貧乏してたらダメなんですわ。
「高齢者を最優先にしなくてはダメだ!」というのは、とても近視眼的な発想。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月14日
高齢者を支える人達がいなくなったら、高齢者は生きていけません。
長生きしたければ、高齢者を支える人達を優遇しないと。
高齢者にばかり手厚くしても、手厚くするための財源や人的資源が細って行くだけです。
種もみまで食べたらもう次の収穫は無いのだよ、的な。https://t.co/aCth1B7Nyq
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年10月14日
で、それに絡んで昨今の経済状況と、それを無視して耳をふさいでいる方々の属性が、多分に高齢者の傾向があることについて、なるほど感を覚えさせられたのがこれ。年金受給額は物価スライドがあるので実はインフレは悪い話ではないのだし、デフレが生じると受給額は減ってしまう。ただしマクロ経済スライドがあるので調整が行われるのだけどね(これは平均寿命の延びによるもの)。ただ特例としてデフレ期間は減少させてなかったので、昨今ではその調整が行われている。つまり年金の受給額が増えていない、減ったとしても、それは自分達と同じ属性の人が増えているのが原因。
雇用の回復、失業率の低下、賃金の底上げが行われても、年金生活者には関係ないじゃないか......といわれて、ああなるほど感。要は自分達に関係ないから、現役世代の経済がよくなろうと知ったこっちゃない、自分達が得をするか損をするか、それだけの問題なのか、と。
ただこれも指摘の通り、現在の年金制度は積み立て方式ではないので、現役世代の景況感で大きく変動がありうる。支えている人達の食いものを奪って自分のふところに収めていたら、その支えている人達が足腰立たなくなってしまうのだよね。
この辺りに関わるあれこれも結局、「高齢者の立ち振る舞いは人生の成績表」的なところで主張がなされているのだろうなあと、色々と思う次第ではある。
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