ウェブ広告の登場で従来型広告の立ち位置が変わったけど

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先日のソーシャルメディアと告知に絡んだお話つながりで。指摘の通りウェブ広告を展開する方々の中には少なからずにおいて、従来のマス広告と同じ感覚でインターネット系の広告を展開しようとする筋がある。まぁ、これまでやってきて成功したテンプレがあると、それを他にも使いたくなるよね、というのは理解できる。けど、新しい利用先で探りをろくにいれずにテンプレを強要してもひずみが生じるばかり。

指摘にもある通り従来のマス広告って、とにかく網を大きく広げて投げ放つって概念によるものだから、無駄も多い。それを少なくする、無駄をできるだけ省けるってのがインターネット広告のメリットであり、ターゲティング広告ではあるのだけど。メルマガが流行った時のパーミッションマーケティング云々ってのがあったけど、それもターゲティングの一種。

興味の無い人に投げかけて、興味を沸かせるってのも否定はしないけど(本屋での立ち読みとかウィンドウショッピングがよい例だね)、その費用対効果ですら薄いマス広告だからこそ、昨今のネット周りで色々と苦戦を強いられているし、そのような環境にも関わらず相変わらず従来のマス広告のテンプレを使っていたのでは、どれほど意味があるのか、的な。

動画周りの話はまさにそれ。テレビCMと同じようなセンスでやっちゃってる。テレビと動画は見ている人の環境や選択状況が全く異なるので、同じテンプレを使っても、同じ効果が出るとは限らない、むしろマイナス効果が出かねない。


これもケースバイケースではあるけど、ネット界隈の広告は例えば趣味モノとか、アマゾンなら書籍とか造形で大きな効果が上がっているとかを見ると、そのような部分は多分にあるのだなあという気はする。逆に消費財でもネットならではの利点、例えば定期的に配そうしてくれるとかすぐに注文を切り替えられるといった部分と連動させることにより、効果的な広告を出せるような気はする。例えばアマゾンの定期便とかプライムナウと連動させるとかね。


で、これは広告を発注する広告主側の意識も問題。広告を作る側が分かっているか否かは別としても、広告を出稿する側も賢くならないといけないよ、ということ。日々是精進、情報のアップデートは欠かせない。なんだかそれっぽいから、流行っているからいいかあ、感覚でうのみにしていると、かつてのホームページブームの時のような詐欺同然の案件にリソースを食いつぶされてしまいますよ、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年10月17日 07:55に書いた記事です。

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