物価の値上がりは悪、安く買えないのはメーカー努力が足りない、とにかく値上げは許さない。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月19日
そんな消費者の要望に、メーカーが必死で応えた結果です。
20年前の価格を維持しようとした結果に過ぎないのでは。
通常価格で売ってるだけだと思うよ。
#くいもんみんな小さくなってませんか日本
適正価格とは、
— KGN (@KGN_works) 2017年10月19日
×「安く買いたい人の手に届く価格」
○「ちゃんと利益が出る価格」
です。安いと企業の利益が出ない。利益が無ければ次の商品開発どころか、同じ商品の継続販売もままならない。
話のネタ的に昔と比べて今の食品って、販売単位での分量が小さくなったよねというのならともかく、そこから日本ディスリとか自己嫌悪しろと誘導させたり、さらには社会叩きにつなげるのはどうよ、ということで、「くいもんみんな小さくなってませんか日本」なるツイッター上のハッシュタグへのツッコミ。
ステルス値上げという言葉にある通り、値段は上げるな、上げたら悪だ的な圧力に抵抗できない企業側の対抗策としてなされたのが、販売単位での分量の減少化。見方を変えれば、インフレを極端に嫌う、企業は儲けちゃいけないという排金主義的なお話。まさにデフレ脳。
先の出版業界の話にもつながるけど、作り手にしっかりと利益を持たせて先につながるリソースを提供しなきゃ、その作り手は逃げてしまうし、それは結局自身の首を絞める事にもなる。
「ポテチの袋詰めの量を減らしてステルス値上げをしたから売上が落ちた」とするお話 https://t.co/5iPv8F0QTk 似たような話は少し前に。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年10月19日
あと、販売単位での分量が小さくなっている理由としては、「世帯構成人数の減少」「高齢化による購入単位での消費量の減退」も要素として。ポテチにしても、「袋開けても食べ切れない」という需要に応えた感じ。お菓子も最近小袋入りとか小分けタイプが増えてるよね。
値段通りの味でしょうね、あれが。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月19日
「高い」と思ってる価格、あなたが求める味と量に払うには全く足りてないって事です。
買えない人が買わなくなるだけ。
— KGN (@KGN_works) 2017年10月19日
儲けが出せないほど安く売っても企業にメリットありません。いっそ売らん方が良い。
「金払わない人は客じゃない」。 https://t.co/d3VcSFfbse
量だけでなく味もそう。そして、値段を上げたら買わないじゃないか云々ってのは、適正価格についていけない人が脱落するだけの話。社会福祉事業で利益は別のところから持ってくるってわけじゃないのだから。まさに「金払わない人は客じゃない」なのだよね。
「将来お客になるかも」というのは、例えば現在は子供で自分で働いて稼げないからという場合に対して語るお話ではあるのだな。......ああ、この辺り、ちょいと方向性というか、「社会的意義」の要素が強くなるけど、医療・介護関係者は薄給で働けって堂々と主張しているのとあまり変わらない気がする。
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