池上さんの選挙特番を見ていて感じることは、例えば、池上さんが候補者にAかBかと聞いて、候補者がAと答えるとBを否定したと言い換えるところが気になる。
— 清 史弘 (@f_sei) 2017年10月22日
例えば、ラーメンが好きか、カレーが好きかと聞かれて「ラーメン」と答えると、池上さんは「カレーは嫌いなんですね」と言い換える。
以前指摘した記憶もあるけど、一時期は持てはやされていた池上氏も結局のところ、特定方面のみにつっこみを入れるという「文春砲」と大した違いは無いし、「分かりやすいけど正しいとは限らない」を暴虐的に使っている雰囲気を強く覚えたので......というか気が付いたので、むしろ嫌悪するようになった。先日の選挙でのやりとりも、面白いとか持てはやされているけど、一歩引いて中身を見ると、その評価は正しいのか、という指摘を山ほどしたくなる。
その一例が今件。指摘の例なら、どちらも好きだけどどちらか一つだけを選べと言われたらラーメンと答えた時に、カレーは嫌いだと解釈するだけでなく、それが正しいと第三者に喧伝されたら、当人はどう思うだろう。俺はカレーも好きなのに、なんでカレーが嫌いだとして他の人に印象付けられるんだ、と。ある意味、選ばなかった方を嫌いだと決めつけるのは、分かりやすい云々ではなく、詭弁ではある。
私たちは皆そうかもしれないけど、自分の言ったことが悪意あるいは過失によって言い換えられたと感じたときは、話を止めても訂正した方がよい。特に、発信力のある人に言い換えられたときは。
— 清 史弘 (@f_sei) 2017年10月22日
先ほどの池上さんの手法で、
— 清 史弘 (@f_sei) 2017年10月22日
「ラーメンが好きかカレーが好きか」と聞かれ、「ラーメン」が好きだと答えるときには、どっちかと聞かれたから「ラーメンと答えた」ということもあるだろうが、それで「カレーは嫌い」とされるとマスコミの「誤発信」になる。でも、そこに気がつかない人も多いのだろう。
フェイクニュース関連でもよくある話なのだけど、巧みな、分かりやすそうな言い換えなどでは、極端化するために実のところ文意がまったく異なる、当人が言いたいこと・意図していたことと別の解釈をなされてしまい、誤解となって広まることがある。前後関係をしっかりと把握できればその辺りはある程度確認でき、「ああ、この人はこういうことを意図して言及していたのか、言い換えられたのはフェイクだな」と分かるのだけどね。それをする材料が手に入りにくいし、そもそも検証するきっかけとなる「怪しいぞ?」と気が付く事自体難しい。
池上氏に限っても、この類の話は山ほどあるのだろう。検証をすれば、ボロが次々出てくるのだろうね。
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