転勤族だった両親は私が一人暮らしを始める時に「その街の夜を見ろ。物件はRC造か鉄骨に絞れ。他住人との隣接は最小限に留めろ。数千円高くても上階角部屋を狙え。休むべき家で他住人の生活音が聞こえるストレスに比べれば数千円は安い」という教えを説いてくれた。経文に書いて後世に語り継ぎたい。
— てるる (@teruru) 2017年10月27日
これは大いに納得ができるお話。「夜を見ろ」というのは深夜時間帯にその建物に足を運んで、各部屋に明かりがついているか、騒がしくないかというのを直に確かめろというもの。夜8時とかならともかく、10時とか深夜になっても大きな音を出しているような部屋がある住宅では、騒音が気になるし、大家も放置しているような雑な管理なんだろうなあというのが分かる。
RC造ってのは鉄筋コンクリート。鉄筋とか鉄骨のようなしっかりとしたところなら万一の時にも安心度が高いし、第一防音への心配度も減る。いや、木造だと全部アウトってわけじゃないのだけど、少なくともリスクは減らせる。
「他住人との隣接は最小限に留めろ」ってのは賛否両論。普段の防犯はもちろん、災害時や自分のトラブルの際に手を差し伸べてくれるか否かってことを考えると、少なくとも隣の住民にはある程度面通しをしておいた方がいいのだけど...その相手が善人とは限らないから、少々頭を抱えてしまう。まぁ、今件は騒音の観点でのお話なので、その点では下手に顔見知りになるとすぐに音で文句をつけてくるかもしれないし、相手側が少し騒音への対処を甘くしてしまう可能性もあるか。
「上階角部屋」は騒音に限らずよく言われている話だし、集合住宅の相場では大抵上階、角部屋の方が家賃は高い。その分人気があるので、高値付けでも借り手がいるってことなんだよね。上の階なら地上の音はある程度緩和されるし、防犯面でも有利。角部屋は外に面している側に部屋が無いので、その分他住民の声が入ってこない。
どの物件のどの場所を選ぶか。家賃をケチると中長期感の日々の生活が台無しになりかねない。お金で安寧が買えるのなら、安いものだと思わねば、ね。
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