リアルの場で実名ではなくハンドルネームで呼び合うことは「最近の出来事」ではない

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最近の某事件でソーシャルメディアが使われていたことを受けて、こういう話が出ているってのはあちこちから報告されている。まぁ、特にテレビを観ている人にとってはそのような話の方がウケは良いのだろうし、出演者や脚本家も本当にそんな認識しかないのかもしれない。

しかしながら実情は、昨日今日での話ではなく、それこそ前世紀のパソコン通信時代のオフ会からあったやりとりとのこと。まぁ、その類の話はちょいと探ればすぐに出てくるわな、的な。あるいは文通時代からあったのかもしれない。今ではハンドルネームという表現が主流だけど、その前はペンネームだったからねえ。これも「最近青少年犯罪は増加している」と同じ類の、イメージ優先論的なものなのかな、と。


で、さらにこういう話もあるわけだけど。バーチャルだろうがリアルだろうが意見交換に違いはなく。さらにテレビの情報発信はつながりじゃなくて一方的な情報伝達だろうが、というツッコミもしたくなるわな。

まぁ、こういう考えを持っているからこそ、テレビや新聞のような媒体の関係者や従事者がソーシャルメディアで同じようなことができると暗に期待して利用を始めると、あっという間に大炎上するんだろうなあ、と思ったりもする。

むしろ昨今の状況に戸惑っているからこそ、例の事案をよい足がかりとして、自分達の優位性とバーチャル(汗)での意思疎通への嫌悪感の正当化をしているのではないかな、とすら感じるのだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月 8日 07:05に書いた記事です。

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