不特定多数が一体感を持てる「実況」というソーシャルメディアの使いかた

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先日の「シン・ゴジラ」でソーシャルメディア、特にツイッターでの盛況ぶりは、確実にソーシャルメディアと既存メディアの中でも電波媒体との相乗効果の可能性を確かなものにしてくれた。まぁ、これまでも「バルス」ネタとか「真田丸」で十分認識されていたし、テレビとソーシャルメディアに関する調査結果でも有効性のほどは繰り返し伝えられているのではあるけど。

元々テレビやラジオを見聞きしたあと、その内容を語り合ったりするとか、一緒にテレビや映画を観てその直後に雑談するといった、情報の共有に伴うコミュニケーション、さらには共有した情報をコミュニケーションのツールにするってのは以前からのもので(人気番組の話をネタに、翌日学校で会話するってのは良くある話)。それをリアルタイムでワールドワイド的にできるのが、テレビなどによる「実況」。

これって生中継でもできるだろうなぁ。例えば国会中継を一般民放でやれば面白いことになりそうなんだが。当方はチェックしていないけど、例えばプロ野球辺りではすでにそういう機運ができているのかな。


見方を変えると皆が共有する情報をあらかじめ決めておくことで、電波媒体に頼らなくても似たような実況的楽しみをする事が可能になる。先日事故で放送が延期された「バトルシップ」でも行われたよね。

ただ、タイミングを合わせるのが結構難しかったり、同じ再生内容・環境を不特定多数に持たせるのがかなり難しい。これを考えると、やはり電波媒体は強いなあ、という感はある。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月15日 07:12に書いた記事です。

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