「"ゲーム世代は現実もゲームみたいにリセットできると考えて・・・"というのが老人のゲーム批判の定番だが、最近はネトゲが多いから簡単にリセットできない、老人のゲーム知識は古い」と書き込んだら「リセマラは?」と突っ込まれ、素でリセマラを知らずに自分が老人だったのが最近一番ショックだった
— YS@GPCR@C93金イ10a (@YS_GPCR) 2017年11月14日
人生はリセットできないのにゲーム感覚で考えるから、ああいうことをしてしまうんだ的なお説教と、最近ではスタンドアローンタイプのゲームはマイナー領域で、メジャーとしてはスマホアプリによるオンラインゲームが主流。当然、リセットなんてのはできないよねというツッコミをしたら、リセマラ(リセットマラソン。初期設定とかチュートリアルを終えた状態で挑戦できるガチャで良いのが出るまで、リセットというかインストールとアンインストールを繰り返す)があるじゃんというツッコミをされたというお話。確かにリセマラなら言葉の歴史はさほど古くは無いから(行為そのものは随分と前からあったけど)、こんな話もあるのかもしれない。
リセマラは厳密には生まれ変わりの繰り返しですからねえ......シムシティで都合の良いマップが出てくるまでやり直し、的な。ゲームのリセットは「リセットしてセーブした場所からやり直し。それ以前の状況は維持したまま」なので、ちょいと違うかもかも。https://t.co/hfTetsE78B
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年11月14日
ただよく考えてみると、現実との比較で云々されるリセットの話は、途中経過を任意にセーブして、その先で失敗したらリセットしてロードし、セーブ地点からやり直せる、つまり失敗した直前までを無駄にしなくて済むというもの。リセットマラソンは一からやり直しになるので、ちょっと別物。古い例えになるけど、「シムシティ」で良いマップが出てくるまでやり直しとか、「太平洋戦記」で真珠湾攻撃が上手く行くまでリセットして再スタートとか、「信長の野望」シリーズで弱い大名を選んで1ターン目で滅びないようになるまで最初からやり直すとか、そんな感じ。
まぁ、リセマラが良い例だけど、ゲームの仕組みというか提供のスタイルが変わってくると、ユーザーの利用の方法論も変化してくるし、それに伴い新しい言葉も生まれてくるし、既存の言葉の意味も変わってきうるのだなあ、と。
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