小売業での悪質クレーム(迷惑行為)の実態

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リリースそのものは11月9日にプレス向けに出されていたようだけど、UAゼンセンの公式サイトでは未掲載、16日に厚労省に提出した時も報道の限りでオシマイかなと思っていたら、当方が寝た後にアップされていたようで、ご指摘があり確認したら掲載されていた。まぁ、速報版ということで結構雑なまとめられ方で、再計算の必要もあるのだろうなあという点もちらほら見受けられたし、この類のアンケートにはあまり慣れていないのかなという雰囲気も否定しないけど。

ともあれ素のデータが取得できたのはありがたい。上記項目はあくまでも過去に一度でもあったかの割合なんで、全体としてどれほど存在するのかという事しかわからない。あと割合は複数回答(項目)の累積合計に対する比率という、あまり意味のない値になっている。回答者総数に対する割合を算出すればいいのに......。

各行為は受け手側の判断次第で解釈が異なるので判断が難しいところもあるけど。いわゆるモンスタークレーマーのイメージに合致するようなお話ばかりではある。SNSなどでの誹謗中傷の数が少ないのは、それができない人がクレームをしているケースが多分なのと、小売業側が掌握しきれていないのだろうな。


いくつかデータを漁ってみたけど、悪質クレーム経験の比率が女性より男性の方が多かったのはちょいと驚き。女性の方が多く悪質なクレームを受けている感はあったのだけど......掲載はしなかったけど、年齢階層別では30-40代が比率が一番高い。また、若年層ほど長時間拘束、説教態度や金品の要求が多くなっているので、舐められているのだろうなあ、と。加害客側の年齢までは分からないのが残念。


一番価値があったのは、この具体的な悪質クレームの例。ネット上でフェイクとかネタ的に扱われがちだったこの類の話が、作り話ではなくリアルに多数存在していたことが改めて確認できた。困った話ではあるが、事実は事実として認めねばなるまい。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月17日 07:13に書いた記事です。

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