地名と疑惑やインパクトのある文字を重ねて造語を作り、風評被害を盛り立てるのはいかがなものか

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先日の某重大事件でも少々疑問に思っていたことを文字化してくれて圧倒的感謝なお話。日本国内か海外でかの違いなら表記してもよいだろうけど、具体的な地名を加えて事件や事故、問題名を造語化するのはどうだろうという話。

確かにその方が以前から言われていた言い回しなので慣れているし、イメージもしやすい...と思ったのだけど、考え直してみるとたとえ地名が加えられていたとしても、その地名のある場所のことをどれだけ知っていて、その知識と結び付けられるのだろうか。結局はその問題の結びつけのための固有名詞として使えそうなだけ、なのかもしれない。

たとえば仮に、例示されている事案について、別の地名とか、もっと大雑把な領域での地名が付けられていたら、印象はどれだけ違っていただろうか。竹島とか尖閣諸島とかいうのならまだしも。

センセーショナリズムというかイエロージャーナリズムというか。その方が楽で意図も達成しやすいし、そろばん勘定の上でも有意義ではあるのだろうけど。代わりに失われる、傷つけられる、理不尽な痛手を受ける領域もあるということを考えれば、肯定してはいけないのだろうな。

「豊洲市場問題」といわれるあれこれも、豊洲市場そのものやその周辺地域に風評被害がもりもり生じている。加害側のことを考えれば、「共産・小池市場問題」と表記した方がより適切だと思うのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月20日 06:46に書いた記事です。

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