紙の漫画本離れ、顕著に 「ショックな数字」日販が中間決算発表 - 産経ニュース https://t.co/J5ovV9eQuy @Sankei_newsさんから
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年11月23日
出版物の取次大手の日本出版販売が先日発表した、中間決算短信の内容を基にした記事。ちょいと見逃していたけど、コミックの売り上げが前年同期比で12.7%減ってのは結構大きな値。まぁ、ヒット作のある無しでコミックは結構上下するから、突然急激に減ったということではないのだろうけど......。
2017年度(第70期中間)決算概況(日販) https://t.co/qOOCly7TDo 記事中の「コミックスの売り上げが12・7%減」は短信には無し。雑誌が書籍以上に軟調なのは確認。 pic.twitter.com/dBj8BouirG
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年11月23日
返本率。直近では書籍34.2%、雑誌42.9%。雑誌は悪化中。それ以上に開発品(書籍・雑誌以外の商品で、主に語学カセットやビデオ、CD-ROM、キャラクター商品、カレンダー、トレーディングカードなど https://t.co/IaNjhJAm53 より)の返品率悪化が著しい。 pic.twitter.com/FhuFfI9oY8
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年11月23日
「雑誌売上低迷による業量減少が続くなかで、配送先の増加と多様化により1 軒当りの配達量が減り、トラックの積載効率、運送効率が悪化」 荷造運送費の動向は必見。オープン資料で数少ない公式データ。 pic.twitter.com/VeWfZ0aXma
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年11月23日
で、一次ソースとなる中間決算短信を引っ張り出してきて、色々とあれこれと。コミックだけの売り上げ動向は無かったけど、雑誌がかなり落ち込んでいる。ネットにシフトされてしまっているのは、すき間時間つぶしという観点で考えると、やはり書籍よりは雑誌なんだろうなあ、と。
返本率では雑誌が少しずつ悪化している...というより、開発品の返本率が急上昇しているのが驚き。これ、やはり飽きられているというか飽和状態なんだろう。
また今回の短信では特記事項的な形で、配送問題が取り上げられている。多様化と一拠点当たりの分量減退で、配送そのもののコスパが落ちていると。電車ならガラガラ状態のをずっと走らせているようなもの。そうなるとやはり、配送しなくてもよいデジタルにシフトするとか、配送拠点を絞る、通販に移行するというのが手っ取り早くなるんだろうなぁ、と。
例えばアマゾンなどに投げることで、配送における負担は間接的に利用者にかぶせられることになるからね。それが正しいのか否かは別としても。
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