今の若年層の貧乏感を高齢者の一部が認めないのは

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この類の話はよく見聞きするのと共に、同時に団塊世代という狭い領域属性ではなく、もう少し幅広い高齢者に渡っていること、さらに世代全体ではなく、一部に限られ、その上、ちゃんと説明をすれば「知らなかったよ、そんなの......」と驚愕して理解するという話も多々あることをあらかじめ記しておくとして(この注意書きも暗黙の了解レベルの話なんだけど、書いておかないとあらぬツッコミが入るのだな)。

自分の経験を絶対真実として刻み込んでしまうのは仕方が無い話。人だけでなく生物は皆、自分の経験を基に自分の考え方をまとめ、判断に用いているのだから。けれど世の中の流れ方のスピードが速くなると、自分が生きている間に大きな変化が生じてしまって、時代遅れなままで取り残されてしまう。加速度的に進んでいく世の中に対し、情報のアップデートができないと旧態依然のままで、経年劣化がひどいことになるってのは、以前も何度か言及したような。

いくらなんでも今の給食でも、脱脂粉乳とクジラの竜田揚げが出ていると思っている人はいないだろうし、水道や電気も十分に普及していないと認識している人もいないだろう。しかしながら情報としてはそれらの事実を知っていても、認識的な部分でそれらの変化に対応していない可能性がある......ってああ、これアレだ。先日の【いちおうねり丸の公式サイトはあるけど】と構図は同じだ。情報として取得できても、それを理解できていない、取り込めないんだな。

なので、今の若年層の様子を見ても、正しい認識ができないのだろう。物事を推し量る物差しが昔のままだったりするのだな。

豊かさ、貧しさは相対的なものだから、環境が変われば基準も変わる。寒くなってきても夏服のままで過ごすのは愚挙でしかないのと同じなのだな。

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このページは、不破雷蔵が2017年11月27日 07:27に書いた記事です。

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