あと、ミニマムチャージ(最低料金)を設定していることも効果的なのかもしれない。ミニミニ案件でも、請求処理、会計処理、メールのやり取り、申し送りは案件ごとに発生する。「この語数だから、2,200円ですね。またよろしくお願いします」が続いたらたまらない。
— 葛葉(レオポンのフレンズ) (@Cuznoha) 2017年11月29日
これは金融関連の知識があればすぐに分かる話なのだけど。いわゆる固定費とか損益分岐点の問題。どのような小さな案件で工程そのものはさほど大きく無いものであっても、大きな案件同様に必要な一定の工程は存在する。指摘されている通り、請求やら会計やら意思疎通やら契約の取り交わしやら終わった後のアフターケアやら。
それらが小さい単価であるにも関わらず、大きな単価のと同じようなコストとして発生するのでは、たまったものではないというもの。例えるなら、駅そばのような場所でやり取りされる代金では、それなりの対応しかできない。一流レストランの給仕を求められても困るよというもの。でもお仕事の工程としては一流レストランの給仕スタイルでしなきゃならないから、駅そばのような単価ではできません、的な。
このようなトラブル...と表現してもいいのだろうな、を避けるためには、指摘されている通り、最低料金を設定しておくのが無難。その料金に必要不可欠な諸般手続き代金を盛り込んでおくというわけだ。いわば作業上の固定費。電気代とかガス代とか電話代でもあるでしょ? あれと同じ。
ミニミニ案件でもうひとつ困るのは、そういった仕事を地道に承って実績を挙げたからといって、まとまった仕事を頂戴できるわけでもなく、「そういう仕事でも請けてくれる人」カテゴリに組み入れられるだけに終わりがちなこと。こういった面でも私はミニミニ案件が苦手なので、避けている。
— 葛葉(レオポンのフレンズ) (@Cuznoha) 2017年11月29日
ミニ案件の受託で困ることのもう一つは、指摘の通り「細かい仕事を受けられる、機動力の高い人ホルダー」にぶち込まれてしまうこと。こうなるともうその類の仕事しか来ない。安値で使える便利な人扱いされてしまうわけだ。そして細かい仕事が大きな仕事につながるという方向には行きにくい。何しろ細かい仕事をこなす人として認識されているのだから、大きな仕事をわざわざ振り分ける必要があるだろうか。余裕があればそういう発想をしてくれるかもしれないけど。埋め草が得意な人と認識されたら、ずっと埋め草しか回ってこない。
ミニ案件が好きならば願ったりかなったりな状況ではあるけど、そういう人は滅多にいないと思うのだけどな。
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