たばこ税の引き上げで1箱500円時代に

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2018年度税制改正大綱で決まったたばこ税増税を受け、紙巻きたばこは値上がりする見通しだ。増税分が全て価格に転嫁されると、日本たばこ産業(JT)の代表的な銘柄であるメビウス(旧マイルドセブン)は、21年10月に1箱500円となる。250円だった00年前後の2倍で、愛煙家には痛手となりそうだ。

先日からちらほらと出ているたばこ税引き上げの話。1本あたり3円の引き上げだけど一度にやると1箱60円のいきなりの値上げで影響が大きいから1年につき1円とかいう話もあるけど「引き上げが決まっている」と心理的な影響は事案が実働するまでずっと続くので、かえって影響は長続きするし、値上げのたびに事務手続きが必要になることを考えると、「少しずつ引き上げれば影響も緩和されるだろう」ってのは単なるトーシロの考えでしかないのだよね。一気に引き上げた方が色々と楽。

一方でたばこ税は引き上げられてもそれがそのままたばこの販売価格に反映されるとは限らないという話もある......ってこれは加熱式たばこの方か。まぁ、試行錯誤が続くのだろう。ただ、加熱式たばこの税を引き上げるのなら、代わりに禁煙治療への優遇措置を上乗せしないといけないような気もする。

あと、上記のヤフーの記事でも言及しておいたけど、たばこ税の引き上げは基本的に「税収を上乗せする、搾り取る」という観点で考えると間違いだな。確かに増税をする前後では後の方が一時的に税収はアップするけど、実のところは「たばこ税」の総額を維持するために過ぎない。「たばこ購入量が減る」「たばこ税収が減る」「たばこ税の税率を引き上げて税収減をカバーする」の繰り返しだからね。

まぁ、最近の販売動向を見ると、加速度的に減っているので、今回の税率引き上げをしても、税収が元に戻るのは難しいのではないのかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月18日 06:51に書いた記事です。

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