「天安門事件の死者は1万人」 英公文書を公開(AFP=時事) - Yahoo!ニュース https://t.co/6U2xxf1wIo @YahooNewsTopics 解説コメント済み
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月23日
先日夜半に報じられたAFP電。天安門事件に関わるイギリスの機密文書が期限切れで開示され、その内容を伝えたもの。今件ではAFPが自ら該当文書を確認した上での取材記事となっている。まぁ、1万人をそのまま一人一人カウントしたわけでは無いのだろうけど、数そのものが当時の実態を思い知らせるものではある。中国共産党軍側の被害がそれなりに生じたのも理解はできる。
「天安門事件の死者は1万人」 英公文書を公開 https://t.co/aQqm82GdKg
— 各務原 夕@デスクトップ大復活! (@nekoguruma) 2017年12月23日
犠牲者は最大3000人=天安門事件で英推計-香港紙:時事ドットコム https://t.co/mZbhwh0poH
英公文書:天安門事件の死者、1000~3000人か - 毎日新聞 https://t.co/a5tf3V1y8f
なんだこれ
毎日新聞や時事通信は、一体何に忖度してるんでしょうかねぇ?
— 各務原 夕@デスクトップ大復活! (@nekoguruma) 2017年12月23日
"23日付の香港紙・明報は機密扱いを解除された英公文書の内容として、1989年6月に中国・北京で発生した天安門事件に関連し、英政府が犠牲者を推計で最大3000人に達するとみていたと報じた" これ、中国政府への忖度無しで、香港紙の内容を英公文書に裏取りせずに書いてるとしたら、
— 各務原 夕@デスクトップ大復活! (@nekoguruma) 2017年12月23日
それはそれで報道機関としての能力が決定的に欠けてるって事になるんですが。いいんですかねぇ
— 各務原 夕@デスクトップ大復活! (@nekoguruma) 2017年12月23日
で、今件報道に絡んで多数のツッコミがあるのだけど。AFPは自ら取材したものを基にしているし、英語の原文では香港紙に掲載されている公開文書そのものへのリンクも貼ってある。それによれば1万人以上とか、学生は手をつないで対抗していたとか、倒れた学生の上を兵員輸送車が何度も行き来していたとかいう形で、随分と生々しい描写がされているのだな。
ところが共同、時事、それらを用いている東京新聞や毎日新聞など(現時点で確認できるのはこれぐらい)では別の香港紙の引用として「千~3千人か」なる表現を使っている。同じ一次ソースを基にした記事のはずなのに、どうしてこれほどまでに数の違いが出て来るのか、そしてそれを不思議に思わないのはなぜなのか。指摘されている通り「報道機関としての能力が決定的に欠けている」、あるいはどこぞへ忖度しているという認識をせざるを得ない。
まぁ、「ぼくらが信じている香港紙がこんな風に伝えたのは事実なんだもん。公文書を調べる必要なんてないじゃん!」と言われれば、そうですかとしか返事のしようがないのだけどね。
こういう話があると「普段から似たようなやり方は日常茶飯事的なものなのだろうなあ」「一次ソースに当たらないと実態がつかめないって、報道の意味がどこにあるのだろう」と感じてしまうのは当方だけだろうか。
BBC News - Tiananmen Square protest death toll 'was 10,000' https://t.co/JH6gE87IKm 解説コメントで挙げたBBCの記事。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月23日
ちなみに英BBCでの同一ソースの報道 Tiananmen Square protest death toll 'was 10,000' www.bbc.com/news/world-asia-china-42465516 、その記事経由で確認できる公文書そのものでは「民間人の死者は少なくとも1万人」との表記で、他にも「学生は手をつないでいた」「倒れた学生の上を装甲車が何度も駆け抜けた」など当時の詳しい描写も確認できます。
一応該当記事にツッコミの解説はしておいたけど。やはり文字数が足りないなあ......。BBCに書かれていた当時の描写をもう少し詳しく説明したいところではある。
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