宅配便の再配達に関する世論調査、再配達利用者は約5割

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宅配便のオーバーワークの要因の一つである再配達問題。いや、確かに問題にはなっているけれど、よもや内閣府の世論調査の題材として取り上げられるとは思わなかった。マジで驚き。詳細回答値が公開されてから、本家サイトでも分析する予定だけど、とりあえず速報的な感じで。

過去1年間の再配達経験者は5割ぐらい。宅配便を受け取らない人は再配達になりようがないし、自宅にいる時間が長い人は再配達になってしまうリスクは少なくなる。他方、宅配便を利用していても荷物の時間指定ができない人は、来た時に不在で不在通知を受け取り、再配達の連絡をして受け取り時間を指定しなきゃならないから、再配達の可能性は高くなる。

年齢階層別の限りでは、再配達になってしまうリスクは若年層の方が大きい。結局は自宅に自分も含め、誰かがいる時間が長いかどうか。若年層は一人暮らしで自宅に居ない時間が多い。年を経るに連れて結婚して配偶者が自宅に居て受け取ってもらえる場合が出てくるし、定年退職後は自宅にいる時間が長くなるので受け取りやすくなる、と。


再配達の仕組みも色々と用意されているけど、使っている割合は案外少ない。まぁ、宅配ボックスはコストの問題があるし、職場はプライバシーが色々とアレだし、コンビニは近くにあればいいけれど、そうでないと持ち帰りが大変になるかもしれない。時間指定などのサービスは提供している配送業者ならいいけど、そうでないと使えない(アマゾンのデリバリーサービスまわしになった時がこのパターン)。


再配達は業者側には大きなリソースの損失となるので、出来るだけ避けたい。そのためには何をすべきかということで挙げられているのが、コンビニなどでの受け取りや自宅での宅配ボックスの普及促進。再配達の有料化は意見としてはまだそこそこ。公共機関での宅配ロッカーの設置ってのはすでに結構行われているけど、同意者はさほど多くはないのだな、これが。やはりかさばるからかなあ。

個人的には代引きを極力避けるってのも、宅配業者の負担減の一つの施策。ちょいと考えれば分かるのだけど、荷物受取の際に代金を支払うとなると、それだけ手間がかかるし時間も余計にかかる。荷物の受け渡しとハンコを押すだけの方が楽に違いないんだよね。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月18日 07:16に書いた記事です。

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