M&Aセンターが爆儲けしてるから、みんな真似したがる。中小のM&A仲介なんて簡単だし、IT活用してマッチングすればいけんじゃね?みたいな感じだけど、確かにマッチングは1番付加価値ある工程だけど、1番難しいのは売主オーナーの感情のコントロールなんだよ。小さい会社でも簡単に会社は売らないのよ。
— フリーザ (@upside_k) 2017年11月28日
手数料自由化で株の仲介手数料が爆下げする一方、不動産のそれが高止まりしてる理由もこの辺にあるよね。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2017年12月1日
IT化でマッチングは瞬時にできる様になって久しいけど、売り手・買い手の感情をコントロールしてグリップする付加価値と言うものは、世の中で思われてる以上に高い。
先日本家サイトで米国のPewResearchCenterの調査結果として、AIとかのIT技術がさらに進むと、それらに職を奪われてしまいそうな業態職種ってなんだろうという話を思い起こされる件。相乗効果を生み出しそうな、1足す1が3にも4にもなりそうな組み合わせの企業をくっつけて、くっ付いた同士もくっつけた仲介役も皆ハッピーという事例が出てくると、ITを使ってやれば一番簡単で利ザヤも大きいんじゃね? と考えるのはよく分かる。まぁ、雇用市場のマッチングみたいなものだ。
でも企業と求職者の間のマッチングでも、パラメータの上での整合ではどうにもならない部分が多々あるのと同じで、企業同士となればさらに色々な問題が生じてくる。数量化だけでは推し量れない部分をどのように引き合わせて結果を出せるのか、今のところはITでは手が届かない......というか、数字化が難しい領域なんだろうな。
ディープラーニングのAI、囲碁の世界王者には圧勝できても、不動産の買い手・売り手を巧みにコントロールし、感情をグリップする、そこら辺にウジャウジャ居るツーブロック黒光りゴリラとの勝負では秒殺されるのであった。
— ボヴ (@cornwallcapital) 2017年12月1日
ゴリラはゴリラでも経験豊富なバイオゴリラみたいなもので、数字では太刀打ちできない何かがある。ただこれも将来的にはもう少し様相も違ってくる、できないと思われていたものの領域の一部が、代替しうるものとなるような気がする。音声認識デバイスとか、その技術を用いたスマートスピーカーとか、ほんの数年前まではSFレベルの話であったことを考えると、バイオゴリラもびっくりするようなメカゴリラが登場するのも、あながちほら話ではないような気もする。
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