電気自動車(EV)は万能という風潮があるけど

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電気を動力として走る自動車、電気自動車(EV)。夢の次世代自動車としてもてはやされ、地球環境にも優しいとアッピールできることで注目を集めているけれど。どうも先行する記事【エコロジーの実情を端的に表すと】でも触れている通り、偽善的なもの、自己満足な部分が結構あるんじゃないかなあというのがある。

遠い将来にはその思惑に近づく状況になるかもしれないけど、少なくとも現状ではそういうわけにはいかないのだよな、的な。現在の、そして近未来の技術まで勘案しても、トヨタが提唱しているこの棲み分けイメージの方が現実的だし、よりエコに近しいような気がする。ちなみにFCVというのは燃料電池自動車のこと。


結局、現状のシステムはそれなりにコスパのよいものなので、環境負荷だけを考えて最適化すると、コスパだのインフラだのの観点で色々と破綻してしまう。料金がかからないからといって、東京から大阪まで歩かせたり自転車で走らせるのは狂気の沙汰というのとさほど変わりは無い。ディーゼルは環境負荷が大きいけど、同時にコスパは良い。で、ディーゼルの代わりになるものが孫座し得るかというと、今のところはなかなか見つからないのだよな。

FCVはディーゼルに置換し得る潜在能力を秘めているけど、本格的な実用化はまだまだ先ではあるし、インフラの整備も欠かせない、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月21日 07:36に書いた記事です。

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