漫画の新しい起用スタイル

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ツイッター上で何度か見かけて、絵柄の好みもあるのだけど、話の切り口とか設定が面白いなあと思っていた宇崎ちゃん。気が付いたらニコニコ静画で連載が始まっていた。勢いもあるしキャラも活きているし、このままのスタイルが続けば他にも転用連載とか、紙媒体での出版もあるのだろう。少なくとも作品自身や作家には箔がつくことは間違いない。

先日の【なろう系小説を原作とするウェブ漫画を読んで思ったこと】でもちらりと触れているのだけど、昨今は執筆系の作家、特に漫画界隈において色々と厳しい状況が続いている中で、今件のような、ツイッターで企画レベルやフラシュアイディア、ネタ的な短編のお話を挙げて、人気があると編集サイドからアプローチがあってウェブ漫画化し、さらに人気が高まり紙の単行本化する。アルファポリスとはまた違った、新しい漫画のサクセスロードの方程式が構築されているような気が。

これも...ありだなという気がする。お気軽に試せるとの観点ではお勧めかも。


そういや何度か単純な面白さとしてだけでなく、その着眼点にも感心していたコミケ童話も、いつの間にか商業誌として出版されていたし、ね。


無論、この方法がすべて正しいってわけではないし、発信側の能力特性も必要不可欠。作り手の創作能力がしっかりしていないと、先日のラノベ漫画で指摘した話のように、ロケットスタート、そして失速的なものになりかねないので、注意は必要ではあるし、ツイッターでの掲載ならば定期的な情報発信が欠かせない。

また、指摘の通り、まともな出版社をチョイスするのも必要だな。下手なところからのアプローチにのってしまうと、痛い目に会うのは必至。その辺が怖いのならば、ツイッターやPixivで小出しにした上でアルファポリスのような投稿連載型サイトに投げてみるというのもありかもしれない。いずれによせ、昔と違って窓口が限られているわけではないので、自分の望むやり方を目指せばいいんじゃないかな、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月 3日 06:56に書いた記事です。

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