ローソンが一部で深夜に無人レジ導入との話

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コンビニ大手のローソンは、来年の春から東京都内の一部の店舗で深夜の時間帯にいわゆる「無人レジ」を導入する方針を明らかにしました。人手不足が深刻化する中、深夜に働く人の数を減らしつつ、24時間営業を維持することが狙いです。


これはローソンの竹増貞信社長が明らかにしたもので、訪れた客がみずから会計を済ますことができる「無人レジ」のシステムも合わせて公表しました。このシステムは、事前に専用のアプリを入れたうえで、客がスマートフォンで購入したい商品のバーコードを読み取ると電子決済サービスを通じて会計を済ますことができ、レジを通す必要はありません。


現時点では公式のプレスリリースの類は一切なく、談話的に語ったもの。あるいは記者会見の類でもあったのかな(でもそれならリリースは流れるはずだし......)。無人レジ対応の時間帯が深夜ゼロ時から午前5時までということで、バイト料の底上げだけではまかないきれないであろう、深夜就業のアルバイトの補完的な役割が期待されているのだろうな。個人的には「だったらその時間帯は昔みたいに閉めてしまえばいいのに」と思ったりもするけど。

この無人レジ時間帯は人が一切居ないわけではなく、商品陳列や清掃の人はいるということ。要はレジ担当はレジに貼り付きとなるので困るよね、だから機械にという次第。

会計周りの仕組みがどうなるのかはまだ不明。アプリと連動という雰囲気もあるけど、だとしたらアプリが無ければ入れないってことで「24時間営業の需要に応えた」とはちょいとずれが生じてしまう気もする。


会計周りは例のアマゾンの無料店舗とは別の、こんな感じになるのかなあという話が、タイミング的にほぼ同じに出ていたりする。ここまで徹底したものとなると、深夜帯以外はどうするのかってのもあるので、あるいはデパートなどで浸透しつつある、スキャニングとかかごを置くだけで会計してくれるタイプなのかな。

これらの無人化にかかるコストと、人件費を素直に引き上げるのと、どちらが費用的に安上がりとなるのか。派生的に生じる費用とかもあわせ、気になるところではある。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月 5日 06:57に書いた記事です。

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