アマゾンで返品を使った詐欺商法が、との話

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詐欺犯の手口は、まず、アマゾンでAさんが出品しているゲームソフトを注文し、お金を払い、商品を手に入れます。その後、返品手続きをし、偽物の空ソフトを倉庫に返品。Aさんは「30日以内で未開封・未使用」であれば契約上、詐欺グループに全額返金することになります。詐欺犯の手元には、新品のゲームソフトがお金をかけず残るのです。

他社通販社ではケースバイケースだけど、アマゾンの場合は商品のトラブルなどが発覚してお客が返品をしてきたら、原則として返金をしてくれる。購入後の注文履歴を見ると返品期限とかが書いてあるのがそれだし、返品商品を精査して問題が無ければ中古品として再出品することもある(先日のアウトレットというやつね)。これって米国の商慣習が影響しているのかなあとも思ったりするけど。

で、それを悪用したのが今回発覚した詐欺商法。詳しくは本文にあるけど、パッケージなどで収められている商品から中身を抜いて元に戻し、空のケースを実商品として返品して代金を返してもらう。アマゾン側はそれを中身が入ったものとして(よくチェックしてないんだろうなあ、と。開けたら新中古じゃなくなってしまう)新中古品として再出品して、買ったら外れでした、的な状態。

部屋の掃除をしていると、昔のCDケースとかゲームのパッケージを開けたら、別の音楽CDとか他のゲームが入っているってパターンは結構ある。それと考え方は似ている。ただ今件の場合は中身が空なので、怒り心頭。某オークションで本物のように出品写真が掲載されており、買ってみたら箱だけだったというのと同じ。

シュリンク(薄いビニールで梱包する方法)をする機械は容易に安価で手に入る。悪質なビジネスとしてやらかすのなら、数回成功すれば元が取れる。まぁ、当然詐欺なので発覚すればお縄になる。犯罪行為にメリットがあるとは思えない。

先日のマーケットプレイスでの詐称もそうだし、インターネットで便利になったとはいえ、相応に実店舗では存在し得なかったリスクも登場する。用心するにこしたことはない、と。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月 8日 07:05に書いた記事です。

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