女子高生の間で 「あべ過ぎ」が流行っているというのでヤフーリアルタイム検索で件数推移を調べてみました | 以下略ちゃんの逆襲 ツイッターGOGO https://t.co/sfbErjf2Ef @ikaryakuchanさんから
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月11日
「流行ってもいないものを「流行っている」と雑誌やテレビなどで取り上げて、「流行」していると錯覚させてその商品を購入させたり、お店に出かけたりさせるというマーケティング手法があります」ステマ。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月11日
先行する記事【定期更新記事:電通・博報堂売上動向(月次)(電通・博報堂)】で触れている出羽守とも関連する話で。いわゆるネタのリサイクルというものなんだけど、ネタとそれへのツッコミとの間隔が短くなってきたのはよいのだけど(デマカセが広まる期間が圧縮される)、ネタが定期的に繰り返し、下手をすると同じソースでリサイクルされるってのはタチが悪い。元々ステルスマーケティングな手法と似通っているものではあるけど、こういう悪質なデマに使われるのはねえ......。
「●×が流行っているそうです」という情報発信において、それを見聞きした人が容易に精査できない属性の動向を提示して容易に信じさせる方法、例えば今件の場合「だそうです」ということで具体的にその対象や実情を示さず、単なる不確かな伝聞でそれっぽさを伝える方法、実のところ、マクドの女子高生とか出羽守とか外国での話とかと同じなんだよね。
海外ではこうだといわれると、それを精査するのは難しい。外国の論文でとかだと、それを探し出すのに一苦労だし、仮にそれが見つかったとしても読むのは面倒くさい。そこまでリソースを投入するのはイヤだから、信じてしまう......というのを狙っているのだな。語る側は悪意無く、本当にそういうもやもやとしたレベルの記憶で話しているのかもしれないし、具体的な名前やソースを提示しできないけど、確かにそんな話を聞いたとの認識で語っている場合もあるけど、昨今発覚するこの類の話は、多分に「伝聞や手が届きにくいソースを提示することで、真偽を精査されずに信ぴょう性の高い情報として受けてもらえる」という方法論でのものだったりする。要注意ではある。
ちなみにソースが若年層に限れば、意思疎通で使われるフレーズの少なからずは、ツイート検索をはじめとする各種検索で、ある程度は片鱗を確認することができる。コミュニケーションのツールの利用ハードルが下がっているので、口頭会話とツールの利用による対話の領域があいまいになっているからね。
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