スマホ動画に慣れすぎて「テレビのテンポが遅く感じる」という20代女性ユーザー。
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) 2017年12月11日
動画コンテンツの長さ⏰
テレビ(30分-1時間)
YouTube (5分くらい)
Tik Tok(10秒くらい)
テレビは展開が遅いため、我慢できずに、見なくなってしまうのだそうhttps://t.co/xWydrXmPSi pic.twitter.com/Fqxj1Qu5Fm
今件の話はあくまでも一例であり、全員、あるいは多数が同等の様式、スタイルを取っているとは限らないのだけど。普段から接触している媒体のスタイルに慣れてしまうと、それが自分にとっては当たり前のものになるってのはごく普通に起きうる話。飲料水をコンビニやスーパーでペットボトル単位で購入するってのも、10年ぐらい前かな? までは非常識、あるいはハイソな人たちだけの話だったのが、今やごく普通の生活習慣となっている。電子レンジを使った料理とか、買った総菜を夕食に加えるとか、例はいくらでも挙げられる。
接触メディアのスタイルもそれらと同じ。自分でランダムアクセスができ、取捨選択も可能になったため、一方向性で長時間自分の時間を拘束するようなメディアはウザったいと感じるようになる。
「テレビは展開が遅いため、我慢できずに、見なくなってしまう」とあるけど、統計的にどの程度の時間が最適なのか、色々な属性に仕切り分けした上での調査ってどこかでしてくれないかなあと思ったりする。
以前この短時間しか我慢できない、多様な選択肢を少しずつ取得するスタイルを「つまみ食い」としたけど、それで表現が悪いのなら「バイキング料理」的な感じなんだろうな。食べられる量はお腹に合わせて一定量しかないから、少しずつ色々なものを楽しみたい。フルコースのようにしばられるのはイヤだ、的な。
まぁ、これらの様式も多分に、スマホが対外情報との接触における主要なツールとなったのに併せての話なんだろうな。だからこそ、既存の様式、メディアでの常識をそのまま流用しようとすると、痛い目に会うこともしばしばある、と。
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