自転車も軽車両で人を傷つけ得る道具に違いなく

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当方は外回りの多分を自転車で行っていることもあり、ひやひやする場面にはよく遭遇する。スマホしながらの自転車運転はざらで、先日は前後に子供を乗せてスマホを操作してそちらに注力しながら逆走してくる女性運転の自転車とか、電動自転車でパッシングしまくりで煽ってきた高齢者の自転車とか、何だか自動車と同じような事故が起きる一歩手前、漫画とかテレビに出てきそうな「危ない走行」って作り話じゃなくて実在するのだなあと認識してしまうケースに遭遇している。写真を撮れなかったのが残念......って撮ろうとしたら下手すりゃ逆上されるかもしれないので、それはそれで怖いのだけど。

で、その類の危ない行為を成している自転車で最近目立つのは、弱い部分をサポートするための道具を悪用しているというか、免罪符的に使っている事例。これは自分の弱点を補助するためのものだから、絶対権限的なものがあり、それで生じた影響は誰も文句をつけられない、というオールマイティーカード的な扱いをしているような。

普通の自転車の2倍ぐらいの幅を取る子供向けのかごを前後に装備した自転車が自転車置き場に置かれると、その隣に普通の自転車がおけなくなるってのは以前も言及したけど、これは仕方が無い。どうにか良い方法を探さなきゃな、考えなきゃなとは思うのだけど。その幅が大きな自転車に乗り、幅の大きさを無視した走行をしたり、上のような無理な走りを成したりしているのを見て、周囲は困っているだろうし、トラブルを起こしても自分はサポートされる側にあるのだからどうにかしてよと騒いだところで、起きた事態は無かったことにできないよ、という思いしか出てこない。

違法行為は違法行為。それを仕方が無いじゃないと主張するのは自由だけど、その正当性はどこにもない。


忘れている人も多いと思うのだけど、自転車だって軽車両。運転次第で第三者、あるいは自分自身や乗せている人を傷つけたり殺める可能性は十分にある。自分自身のミス、トラブルに対する備えは必要不可欠だし、他人の巻き添えを食らう可能性も否定できない。これはプロの自転車乗りに限った話では無い。

この辺りを考えると、傘を差したりとかスマホを使っての自転車運転など、怖くてできないはずなんだけどねえ。

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このページは、不破雷蔵が2017年12月15日 08:09に書いた記事です。

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