除夜の鐘は「騒音」か~クレーム時代のまちづくり~|ニッセイ基礎研究所, https://t.co/PgvTVAkLQL 覚書
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月18日
先日からちらほらこの話が出てきて、元ネタはどこなんだろうと探ったら、これがどうやらトリガーらしい。掲載は11月なんだけど、実際に鳴るのは今月末だからかな、と。
で、この類の話ってのはその原因に関して統計的なものを直接取るのは難しい。質問しようものなら逆切れするだろうし、第一そういう質問をする事自体、リソースの無駄扱いされかねない。分析としては保育所新設問題と似たようなものだということだけど、保育所は新設する場所が住宅密集地だからってのが主要因なのに対し、お寺は昔からあるわけで、ちょいと勝手が違う。そのほかの理由として挙げられている「子どもの数が減って高齢者の割合が増え、町自体が以前より静かになったために、音や声が響きやすく」「地域のつながりが薄れたため、立場や利害が異なる住民に対して、より距離感や違和感を抱きやすくなっている」辺りかなあ、と。
ただ、ラジオ体操とか除夜の鐘に関して、クレームを入れるって具体的にはどのような属性の人たちなんだろうな。ラジオ体操や除夜の鐘が昔と比べて音が大きくなったとかいう話は考えにくいので、昔よりも過敏になった、うるさ型が増えたと見た方がよいのだろう。あるいはモンクレの言い分が正当化されやすくなったとか。
除夜の鐘がうるさいと苦情のため中止したり前倒しする地域が多発。
— K (@vaspidj) 2017年12月16日
そもそも除夜の鐘とは、欲望や怒りや苦しみなどの心の乱れである108つの煩悩の数だけ鐘を撞いて煩悩を追い払うというもの。
『除夜の鐘がうるさい』というクレームはまさに煩悩なんだから、むしろ鐘を撞きまくった方がいいと思う。
まぁ、ラジオ体操はまた別の話になるけど、除夜の鐘についてはこの指摘でファイナルアンサーな気もするのだけどね。煩悩を追い払う目的の音で、うるさいというクレームがくるのなら、それもまた煩悩に他ならず。より一層叩いた方がいいのではないかな、と。
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