(ツイッターの「居心地が悪くなる」問題。絵に関する表現問題も併せ、突き詰めれば「モラハラ」「ポリコレ」の力が増して管理側が屈しているだけなのですよね。放置するとかの人達はモラハラ棒やポリコレ棒を振り回し、世間に向けて管理側を糾弾するよう旗を振り回すのです)
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月21日
APIの問題とかNGワード的なコードに引っかかって凍結される問題の頻発性とか、一昔前と比べるとツイッターも随分と地雷が増えてきた気がするという意見は多々見受けられる。掲載するイラストや写真、動画の内容とか、相手への呪詛の言葉の内容とか、まぁ、色々と。2ちゃんねるのNGワード回避と管理側の攻防を思い起こさせる話ではあるのだけど。
ただこれをもって、ツイッター側が悪いという話は、ちょいと筋違いかなという気がする。無論、APIまわりの話はもっと複雑で、収益構造の改善のために余計なリソースを非収益部門に出したくないとか、自社サービスに利用を集中させたいという思惑によるものだろうけど。
悪くなった居心地の大部分は、そうした状況を望む界隈の声が大きいからに他ならない。子供の描写は良くない、肌色が見えるのは良くない、命を絶つような描写は良くない、良くない、良くない、良くない。そういった自らのモラル、社会的や政治的に公平で差別の無い状態に反するものの存在を許さず、大声を上げて世界から消し去ろうとする「正義」の棍棒が思いっきり振り回された結果に過ぎない。例の女性型ロボットの件の時も「海外では」「世間一般では」という正義感を振り回し、自らの意図に反する意見をすべて棒で打ち砕くまで止めないという、宗教戦争における狂信者のような界隈が存在したのを知っている...というか実際に「殴られている」から、その存在を確認できる(物理的ではないけどね)。
そういう界隈に対峙するよりは、さくっと従った方が楽ではある。モンクレがグロス単位でドアを24時間叩いてくるようなものだから。なので利用者にとっては不都合が生じるようでも、機械的に該当ワードを使ったらパージとした方が、足し引きした上でよりマシだということになってしまう。理不尽でも間違っていても、声が大きい方が勝ちという、おかしな世界。
"自分に不都合な、不快なコンテンツは存在自体認めない"という人が一定数以上いる現状では、コンテンツ関係は運営が「抗議訴訟上等」って腹くくった場合を除いて、必ずこうなる...Twitter特有ってわけじゃなくてね。<だんだん、居心地が悪くなる
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2017年12月21日
実情としてはこのようなものの結果であるということを認識しておく必要がある。ルールを制定した以上管理側に責が無いとはいわないけど、なぜそのルールを作る必要があったのかまで考え、本当の原因はどこにあるのかを見極めないと、状況は一切変わらないのだよね。
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