これはインターネッツ初心者のキッズはよく覚えておいて欲しいのだけど、こういう他国のメリットを引っ提げて日本は云々言う人、ネットによくいるんだけど、
— こな蜜柑ちゃんpot (@reirei_pot) 2017年12月22日
「そのメリットの代わりに犠牲になっているデメリット」
を語れない人が殆どなので、それを語れない人の発言を真に受けてはいけないよ(こなみ) https://t.co/6suE6sqVC9
元話として引用されているのは「日本はスゴイという話があるけど、むしろ日本は頼まれても住みたくない国の一つ。他国と比較すると酷いし現実を直視すべきだ」という貧困関連のNPOのエライ人。それなりに知名度がある人なのだけど、こういう言及をさらりとやられてしまうと、マリアナ海溝よりも深い幻滅感。
で、この類のお話は日本ディスりとか出羽守(でわのかみ)とかいわれることがしばしばあるのだけど。指摘の通り、自身の環境以外の事象に関して、メリットを提示するのはいいのだけど、それを使って自身の環境、特に日本をディスったり叩いたりして、間接的に自分の気に入らないものをぶん殴ったり、そういう姿勢を示す自身を持ち上げるってのは、一歩引いて考えると大変恥ずかしいものだったりする。
そのメリットが生じている代わりに失っているもの、犠牲になっているものは何だろうか。まったく何もなくてメリットだけ手に入れることができるのならば、大いに真似をすべきだろう。でもデメリットも連動的に生じるのなら、天秤にかける必要がある。また、環境の違いによってできることとできないことも当然生じてくる。他人ができることを自分ができるとは限らない。おかれている立場が違うのだから。
なので、自分はスゴイ、相手はスゴイと持ち上げるのは良いけれど、「だから相手はダメだ、自分はダメだ」と比較して叩いてはいけない。自身無知さをひけらかすことになる。
こういう制度があって、これはこういうメリットとデメリットがあるけど日本にあるこれこれで緩和できるから是非取り入れるべき、
— こな蜜柑ちゃんpot (@reirei_pot) 2017年12月22日
という話を持ってこれないから何をやってもダメなの(こなみ)
本来は指摘の通り、中身まで精査した上で色々と話をするべきで。一般の人は扇動され、つられても仕方が無いけど、その筋の専門家の人が同じような行動をするのはいかがなものだろうか。これまでの、他の専門的な話に関しても嫌疑がかけられてしまうのだよね。ちゃんと精査した上での話なのか、ってさ。
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