広告手法の一つとしてアクセスすると目的ページの表示の前に、広告が一面に表示されるクッションページを強制的に挟むというものがあるのですが。多分にFlashを使っているので例の施策でプロセスが1つ増えてしまい、余計にうざったい・回避される傾向が。 pic.twitter.com/6dJvH58xCM
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月28日
先日、某大手法人系ニュースサイトにアクセスしたときの話。そのページのトップにブックマークをしていたはずなのだけど、表示されたのはこれ。恐らくは従来のページ表示に割り込む形で全面広告を表示させるタイプの広告だったのだろうけど、先日の施策でAdobeのFlashに関しては表示処理が遅くなるので「Flashを有効にしますか」という問い合わせがなされるようになった。これまでは全面表示の広告をスルーする形で右上の×を押さねば先に進めなかったのが、これからはFlashをオンして広告を展開し、その上で広告をパスしてからでないと先に進めない。まぁ、右上の小さな×に気がつけば良いのだけど。あるいは一定時間待機していれば勝手に従来のページが出てくるのかな。
ともあれ、ただでさえウザいタイプの広告が、さらに手間がかかるようになったことには違いない。より一層注目を集めるようになったのは事実だけど、忌避性向が強まったのもまた同様。
日本のインターネット黎明期に嫌われたスプラッシュページの教訓はどこへ......。
— Mock_Hatter (@Mock_Hatter) 2017年12月28日
スプラッシュページ https://t.co/Y91sIsMJls 「フル画面表示されたFlashや動画などをトップページに表示したページの事であり、スプラッシュページの次に登場するWebページが一般的なトップページに相当」「インパクトを与えたい時に使うと、効果的」
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月28日
うざいのもそうだけど、意図したページと違うものが表示されることに慣らされるのは危険なんじゃないか、と https://t.co/AAnNg9hwH4
— Yasushi Abe (@yasushia) 2017年12月28日
このタイプの無理やり広告を読ませるために全面表示させる仕組みをスプラッシュページというのだけど、当然効果はあるのと共に読者からは嫌われる。雑誌のように読み飛ばすことも事実上できないからね(×印に気がつけばいいけど、それの場合もアクションが要求される)。
今でもデザイン系の企業で時折似たような仕組みのは見かけるけど、「アピールしたいのは分かるけど、アピールしたい事柄以上に不親切感や忌避感を覚えるよ」ということにどれだけの人が気がついているのか、自己満足以上の効果は得難いのに。
また、指摘の通り、自分が意図したものと違ったものが表示された時の身構えというか危険察知に関して、判断が鈍ってしまう危機感もある。
いずれにせよ、広告費がそれなりに稼げる、期待ができるとしても、手法としてはあまりお勧めはできないのだな。
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