解釈を違えるような誘導を成すグラフって、大抵赤い機関紙かそれ系統の組織とか労組だったりするのですよね。最近は先日のNHKのように、公共の電波を使う所ですらやらかすようになったので、これまで以上に慎重な精査が必要になりますが。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2017年12月29日
具体例は「今回は」挙げておかないけれど、小さなコンテンツでサクッと他人に情報を開示できるソーシャルメディアでは、特に不特定多数に情報を散布しやすいツイッターでは、出所が不明瞭な、それでいて雑誌や新聞のような権威がある場所からの引用に見えるようなグラフや図を挙げて、そのグラフや図の注釈として斜め上な言及が成されることがある。グラフそのものは正しいけれど解釈がよじ曲がっていたり、グラフそのものからおかしかったり、意図的な誤誘導を狙ったものだったりと、パターンは色々あるけれど。
自分の記事で使ったグラフが誤誘導のコメントと共にソーシャルメディアに上げられるとがっくり来るし、余りにもひどいものは当方自らがつっこみを入れる。それ以外は奇妙な主旨の物だと感じたら、まずは引用元のページをたどってみる。引用元が書かれていないものは超アラートが脳内で鳴り響き、画像検索をして一次ソースを当たるのだけど、大抵は指摘している通り、赤い機関紙かそれ系統の組織とか労組、あるいは電波系の人だったりする。
この類のグラフや図でのトリックとしては、グラフそのものの作り方以外では、「いかにも法人が作ったかのような体裁で生成されている」「●×を基に作成」「情報元:●×」という形で公的機関や海外の機関の発信を基にしたと表記して安心させ、疑わせず精査を行わせないようにするってのがある。情報源からの情報内容は正しいとしても、取り方が意図的だったりってことも結構あるのだよね。
まぁ、アレだ。「引用元がすぐに精査できる形で提示されていないグラフが出てきたら、まずは画像検索でそのグラフの出元を確認する」ってのは大切。出元そのものが信頼のならないところであれば、いくらそのグラフや図が正しいように見えても、振り回されるだけだし、正直リソースの無駄だからね。あの類のグラフや図はいわばプロパガンダのツールのようなもので、発信側は悪びれるところなどまったくないのだから。
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