昨年末の大掃除の際も、増えた蔵書をやむを得ず整理せねばならなかった方はおられましょう。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2018年1月5日
昔の知り合いの話。当初は本棚に入りきらなくなった本を傍らに積んでいましたが、しまいには積んだ本の間に板を渡し、本で作られた本棚が増殖してゆきました。阪神淡路の震災時は外泊中で難を逃れた様です。 pic.twitter.com/pgyrvkBuWI
先日の緊急地震速報、そして深夜の地震で思い返されるのが「書籍流」事案。要は土石流と同じ概念で、土石の代わりに書籍が流れてくるというもの。積み本が地震などでバランスを崩し、一気に崩れて大変なことになる始末。後片付けに難儀する、書籍そのものがダメージを受けるのはもちろん、密度的には岩のようなものだから、人体に直撃すると悲劇が起きる。テレビとかと同じレベルだよ、マジで。しかも角度によっては鋭利な刃物以下略。
あとは書籍単位では無く、本棚が丸ごと倒壊する可能性もある。これはコンクリートブロックがそのまま倒壊するのと同じ。寝室は書斎と別にする、最低限本棚などのそばでは寝ないってのは、リスクの上では欠かせない事柄ではある。
当方も震災の時には、角度の関係で書棚が倒れることは無かったけど、積み本が一気に崩壊したという経験はある(写真も撮ったな、確か)。あれが頭上に落ちてきたらと思うと、冷や汗が出る。
で、真面目な話。
— KGN (@KGN_works) 2018年1月5日
いわゆる「書籍流」つまり本が雪崩を打って落ちてきますので、寝るスペースは書籍流の直撃を食らわないように工夫が必要です。
阪神淡路の時は揺れでTVが飛んでったと言う証言もありましたから、本以外にもご注意を。
書籍流が起こらない方法の一つとして「本が崩れる隙間もないくらい、スチール本棚にみつちりと詰め込む」というものがありますが。
— KGN (@KGN_works) 2018年1月5日
これは下手すると本(=圧縮された木材)を詰め込んだカタマリと化した本棚が倒れかかってきて押し潰されます。
配置には注意しましょう。
以前にも書いてますけどね、寝てる時に本棚メテオストライクも洒落になりませんのでお気を付けて~https://t.co/5FPCR4mzVf
— KGN (@KGN_works) 2018年1月5日
実のところ、書籍流が発生しても部屋の出入りはできるように考えた配置はしてた。モノが降って来ても、下にいる自分は絶対潰されないように。どうもそれが功を奏した模様で、天井近くに置いてあった反射望遠鏡も微動だにせずとの事。...実はカウンターウェイトとかはばらして低い位置に置いてある。
— KGN (@KGN_works) 2011年3月19日
ああそうそう。
— KGN (@KGN_works) 2018年1月5日
一度は耐えてくれた棚ですが、後日確認したところこんな状態で破損してました。
もちろん、二発目が来れば耐えられません。
というわけで、耐震装備は後日のチェックも必要ですよ。 pic.twitter.com/1hLsgDSVbm
書籍流を起こさないようにぎっしりと本棚に書籍を詰め込む場合、本棚そのものをがっつりと壁に固定するなり、壁と一体化しておかないと、かえって被害は大きくなりうる。ぬりかべみたいなものだからね、書籍詰めの本棚は。
あとは指摘の通り、大きな地震で何とか耐えても、実はぎりぎりでセーフで、内部的な機構が崩壊しかかっているという可能性もある。言葉通り皮一枚で助かった、でも皮一枚しか残ってないよ、的な。なので大きな地震があった後は、耐震設備の再点検が欠かせないという次第ではある。
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