紙巻きたばこの販売が急減している理由

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平成29年度の紙巻きたばこの国内販売数量が28年度比で90%を割り込む大幅減となり、平成に入り最大の下げ幅を記録する見通しとなったことが8日、分かった。喫煙者の需要が急速に「加熱式たばこ」へと移っているためだ。たばこ葉の使用量が少ない加熱式は課税額が低く、国は税収の確保へ向け段階的な増税を決めている。

本家サイトでは【2017年11月のたばこ販売本数はマイナス15.9%、減退継続中】で上書き形式で掲載中の、たばこの月次販売動向でも、今年度に入ってからどうもいつもとはちょいと違う、販売本数の減退ぶりが加速しているような気がするという雰囲気はあった。でも原因が分からなかったので、単純にたばこ離れが進んでいるのかなあぐらいの考えだったのだけど。今回の記事でなるほど感。

喫煙者数が減っているのではなく、紙巻きたばこによる喫煙者数が減っているのか。1割以上の販売額減のすべてが加熱式たばこにシフトしているわけじゃないだろうけど、大きな要因になっているのは間違いない。

...で、問題なのは、加熱式たばこの販売動向。たばこ協会では紙巻たばこ同様の月次売上報告は提出していないし、販売スタイルを思い返せば、単純に統計が採れるとも思い難いし、そもそも紙巻きたばこと同じように勘案してよいのか(本数はもちろん、販売価格も)という問題がある。

まぁ、少なくとも紙巻きたばこの販売本数・金額ともに大きく落ち込むのは間違いないのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月10日 06:28に書いた記事です。

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