人とロボットの寿命のちがい

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SFなどで登場するロボットの多くは、新しいものが登場すると打ち捨てられてしまうけれどそれでもまだ命を保っていたり、あるいは持ち主が亡くなったり人類が滅んでも動き続けていたりという描写がされている。廃墟の中でなお動き続けるロボット群とかね。

ただ少なくとも現行の技術では、ロボットや機械は人間より寿命が短いってのが定番のようだ。技術がさらに進歩して生命工学で作られた自己修復機能を持つ有機性ロボットなどが出てくれば話は別だけど、それはロボットなのか生命体なのか、その境目が曖昧になる気もするし。旧Aiboのあれこれは、まさにそれを裏付けさせてくれた。

情報の保全性の話でも挙げられた、新しい技術による創生物ほど寿命が短いってのを思い起こさせる。


すべてがすべてでは無いだろうけど、この説明は大いに納得ができる。フィクションで語られる内容は少なからず、その時の時代を反映している。描かれている当時を反映した漫画では、ある程度その時代を正しく描写しないと嘘くさくなるので、必然的にその漫画は当時の時代背景を推し量る資料にもなり得るってのと同じだな。

またこの話からは、技術が進歩するという前提においては、下手に機械、道具が頑丈に過ぎると、技術の進歩に置いていかれてしまうという示唆もある。システムはもちろん丈夫である必要はあるのだけど、同時に技術進歩のサイクルに併せてリセットしないと、全体の仕組みが古めかしいままとなってしまう。IT系ではよく言われている話だし、身近な例では日本のガラケーとスマートフォンの関係が好例。

...とはいえ、下手に頑丈にしてしまうと、それに固執する人が出てくる(ある意味、悪しき既得権益が発生する)のも事実。やはり時限装置的なものは必要なのかなあ...都市伝説的なソニータイマーなるものも、実はよい仕組みなのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月13日 07:56に書いた記事です。

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