個人的には乳児の生命と生活を守る上で重要なのは「親の精神の安寧」であって、授乳中に目を合わせるとか手作りのあれこれとかはオプションに過ぎないと思っている。人間という複雑な生き物に、何をしたらどう育つかなんてどこまで行ってもわからないですよ。
— ぼのきち (@bono_kichi) 2018年1月19日
だから親の精神状態がヤバいとなれば何はともあれそれなりのリソースを割いて保全に努める必要があり、安寧を保つ手段がスマホやテレビで済めば儲けもんだと思っています。一心不乱に子どもの目を見つめて授乳しながら疲弊しては、文字通り元も子もないわけで。
— ぼのきち (@bono_kichi) 2018年1月19日
本家サイトでも公的機関の調査結果を使っていくつかの資料を挙げたけど、子育て世代、特に幼少時の子供を持つ女性においては、今やスマホは無くてはならないアイテムとなりつつある。子供に直接触らせて育児ツールとして使わせる云々ってのはまた別の話で、そうではなくて、保護者側の精神の安定維持のためのツールとしての話。
子育ては介護と同じで、非常に大きなストレスを生じさせる。神聖な子育てでストレス云々とは何事だといきり立つ人もいるかもしれないけど、人間は理想だけですべての物事が片付くようにはできていない。母性本能がどれほどあろうとも、我が子への愛に満ちていても、やはり長時間連続的につき合わさせる、それこそブラウン運動的な挙動をする子供の世話をするのは、心身ともに疲れを覚える。しかも時間の取り方がずっと連続しているのではなく、準待機状態が継続しているのだから、余計に負担は大きかったりする。
その観点から、スマホってのは非常にステキナイスなアイテムに違いない。テレビやラジオでも良いのだけど一方向の情報取得は自分で選択ができないし、子供にも影響が生じえる。
それに子供は親を見て育つ。親が情緒不安定な状態で子供に接していたら、子供自身も不安を覚えてしまう。
これまたものすごく個人的な話なんですが、母を25年以上前に亡くしまして、今思い出すのは私たちに優しく微笑む姿とかではなく、くだらないダジャレに死ぬほど笑い転げてる姿とか、野球で好きなチームが勝って一人で万歳してる姿とか、そういうのです。私はたぶん、母自身が嬉しかったのが嬉しかった。
— ぼのきち (@bono_kichi) 2018年1月19日
これは個人の感想ということではあるのだけど、母親自身が嬉しいのが嬉しかったというのは、ダイレクトな気持ちであり、そこにいつわりは無いのだろう。人が嬉しいところを見ていれば自分も嬉しくなる。そこから妬みなどを生じるのは大人になってからで、しかも根性がひねくれているからのお話。
相手に嬉しいところ、喜んでいるところを見せたければ、嬉しい、喜べるようなことをすれば良いまでの話。子育てでストレスがたまるのは仕方が無いけど、それをそのままにする必要はどこにもない。改善できる手段があるのならどんどん使うべし。それにかまけて子育て自身がおざなりになるのは本末転倒だけど、そうで無い限りはむしろプラスの効果が多分に期待できるのだから。
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