ネットでの書き込みは「思ったこと」とか「居酒屋での戯言」じゃない

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ツイッターでの書き込みは「つぶやき」と訳されているけれど実際に誰もいない場所での独り言なんてことはなく、不特定多数に向けた情報発信に他ならない。窓を閉め切った自室でパンツ一丁になっているのではなく、駅の待合室の椅子に座ってパンツ一丁になっているのと同じ。そのような状況で「軽い気持ちで」というのは常識的でないとの認識が必要となる。

確かにネットでの書き込みは非常にイージー。タイピングをするだけで、ワープロソフトに記事を打ち込んでいる感覚で入力できる。けどその入力した言葉は力を持ち、世に広まっていく。指摘もされているけど、本人に言えないことは書かない、体現化しない、脳内で留めるのが原則ではある。昔だったら「日記に書いておけ」でいいんだけどねえ。ワープロソフトに日記的に書き込むとなると、ソーシャルメディアでの書き込みと同じような感覚というか印象になるからねえ。


他方今件の話では、こういう指摘もあり、こちらも色々と考えさせられた。殴る側は大して気にしない、記憶に留めない、軽い事だと思っているけど、殴られる側はその何倍もの重みを心に覚えている。軽い気持ちでってのは一回一回への経験を覚えていないから、何度となくやっている可能性もあるし、それがその人からだけという保証もない。

気軽に侮辱するなとはあるけど、むしろ、さらに、気軽に人を傷つけるな、というところなのかな、と思ったりはする。

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このページは、不破雷蔵が2018年1月29日 07:37に書いた記事です。

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