「仕事できる」ひとたちに共通する美点は「機嫌のよさ」だという確信を深めた。両者の関係までは断定しないが、まぁ極端にアウトプットの質が変わらないならば機嫌がいい方に頼むよねという話では。「機嫌よさ」は生涯掲げたい目標ながら、自助努力でどうにかできる度合が少ないのがつらいところです。
— heechulju (@hee_verm) 2018年2月7日
これは極論云々って話になるとまたややこしくなるのだけど、デジタル系のスキル関連では特に「スキルはあるけどコミュニケーション能力に欠ける、機嫌がいつも悪い」的な話があり、だから対人関係に難儀する人でもスキルがあればいいじゃないかという論が展開される。ぶっちゃけるとケースバイケースでしかないね、で終わってしまうのだけど、そしてスキルと機嫌とかコミュニケーション能力が必ずしもリンケージするとは限らないけど、現実論としては自分が受け手なら、同じ成果物であれば人当たりがよい方、コミュニケーションに長けた方を選択するよね、というは道理が通る(とはいえ、機嫌がよいだけ、コミュニケーションに長けているだけで中身がスカスカという、悪しきコンサルとか山師的なものがはびこるのも問題なんだけどさ)。
で、この機嫌とかコミュニケーション力ってのは自分自身でどうにかなる類のものでは無い。コミュニケーション力は時間をかければ何とかなるかもしれないけど、でも本質的なものだからなかなか変えられない。ましてや機嫌なんてのはめぐりあわせの部分が多いからねえ......。
自分の周囲、ゲーム業界だけかもしれないけど最近の20代から30代前半のプログラマーやアーティストって普通に人格と実力が比例するので、昔みたいに「スキルある人間はコミュニケーションに難があるのは仕方ない」みたいな甘えは通用しなくなって来てる。そういうのマジで気をつけたほうがいい。 https://t.co/hgoosCh75M
— 下田賢佑 (@kensukeShimoda) 2018年2月7日
スポーツ選手も顕著だな。
— ふらっとでぃふぇんす◆FlatJHtUB (@FlatDefense) 2018年2月9日
昔:業界としての蓄積が少ない→一人でどれだけ打ち込んで蓄積するか次第=人格と実力は関係ない、人付き合いなしでも構わない
今:進歩して業界の蓄積が多い→多数の人から既存の蓄積をシェアして貰える人が効率的=人付き合いのない人は延々自分で車輪の再発明して遠回り https://t.co/rKXn6kAJil
よく考えて見ると、よほどずば抜けた能力を持っている者でない限り、機嫌とかコミュニケーション力の類は、他の能力を大きくサポートする力がある。その状態が続くと、他の能力の増量にも大きく影響を与えるようになる。自分自身でとことん頑張れる人がずば抜けた能力を発揮するケースもあるけど、大抵は自分自身の中で集束して行き止まってしまう。
「スキルがあればコミュニケーションに難があっても良い」というのが甘えか否かはさておくとして。汎用能力的なものとして存在するのが機嫌だったりコミュニケーション能力だったりするってのは覚えておいた方がいいかもしれない。RPGでスタートする時に無一文なのか、1万ゴールド手にしているのかの違い、という感じかな。
他方、この汎用能力でけむに巻かれないような注意が必要。機嫌がよくてコミュニケーション力にも長けているから、言っていることは本当だろう、能力の高い信用できる人物だろうと信じてしまうと、痛い目に会うことも多い。むしろ今件は、他人を判断する時のノウハウとしてではなく、自分をアピールする時、能力を磨きたい時の留意事項と見ておくべきだな。「お客様は神様です」と同じようなものだ。
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