平成27年度末現在の状況として返還期日到来分の返還を要する者381万1494人、うち3か月以上の延滞者16万4635人。割合は約4.3%。 平成27年度奨学金の返還者に関する属性調査結果 https://t.co/JflUvOrMov pic.twitter.com/j9pW2byfVX
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
元々このサイトは覚え書きとして使っているのだけど、今件は特にその性質が強いのでタイトルにも。朝日新聞が火をつけた奨学金関連の話。ちょいと調べればこれ関連のは得てして朝日新聞か毎日新聞、あるいは赤い政党が火をつけているので思惑や手法が大体読めてしまうのだけど、それは見方を変えればネタのリサイクルとしてもそれなりに効果があるからと認識しているからだろうなあとも思ったりする。
で、今はまだ炎上中で感情論やら色々と錯誤とかモラハラがなされていたり、色々と関係のない、薄い話がごちゃごちゃになっているので、一時的に引いておいて素材集め、という次第。
これは矢面に立たされてい側の日本学生支援機構側の詳細分析データ。平成27年時点では3か月以上の延滞者は16万4635人で割合は約4.3%。
返還義務を知った時期(択一)。無延滞者は9割近くが「申し込み手続き前に返済義務を知っていた」。延滞者は5割強でしかない。情報リテラシーの問題が多分に。 pic.twitter.com/KzglD1IeA4
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
奨学金申請時の書類作成者(択一)。無延滞者は本人関与が8割近く、分からない・その他は2.0%。延滞者は本人関与が5割強、分からない・その他が8.4%。この辺も一因かなあ、と。 pic.twitter.com/ZslJJqyjpr
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
報告書では詳細な延滞の理由とか背景を確認した結果がレポートされているけど、本人や保護者の情報リテラシーの問題が多分にあるような感を覚える結果が出ている。無論、ちゃんと事前に確認しており理解もして、その上で何らかのトラブル(収入減少や事故)で延滞してしまう事態に陥ったというケースも一定率は存在しているけど、それは奨学金に限った話では無い。
奨学金事業への理解を深めていただくために https://t.co/BZCvgKozew 直近年度分資料より。3か月以上の延滞者率は3.9%。延滞者率は漸減中。 pic.twitter.com/1irwhnpQl7
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
3か月以上の延滞者による延滞債権額は全要返還債権額の3.5%、2388億円。こちらも漸減中。 pic.twitter.com/NZTscDa8n0
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
もう少し新しいデータのレポート。こちらは即行性があるようで一部の全体データのみ。これによると延滞率は3.9%で漸減中。返還者全体が減っているからってわけじゃない。
浪人時に土日引越し屋で働いて学費にしてさらに奨学金満額借りて大学在学中もバイトして学費賄った身からしても完全に同意しますよ。
— みま (@mimarisu) 2018年2月13日
奨学金なければ私も大学には行けなかったしあったおかげで薬剤師になれた。人を生まれで将来が決まる状況を作ってはいけない、奨学金は必要不可欠です。
お前らなぁ、世の中には自分が知らず知らずに奨学金申請していたことになってて、修学旅行の積み立て金も出さなかった母親の買い物依存症のために使われていたにも関わらず10年かかって自力で返済を済ませた奴もいるんだぞ。
— 3猫ちゃんとミゾレちゃん (@mizorematsumoto) 2018年2月13日
文句言わず完済しろ、地獄に落とすぞ。
手取り15万の給料でも奨学金は返済できるとか、そういう問題じゃなくて、大卒なのに手取り15万円しかもらえないような経済、会社の方が遥かに問題なのでは。
— 河合建人@KZX67VマークIIバン製作中 (@bacchigoo) 2018年2月13日
手取り15万だと、約15年前に僕が高卒で入社した会社の初任給の手取りと同じです。この15年近く全く経済伸びてないの?やばくない?
自分が借りた25年前には大学で貸与希望者向けの説明会がちゃんと開かれていたし他の人に聞いても同様なので、リテラシーというよりもっと根本的な問題なのかもしれない https://t.co/TwOhu9Rhhd
— J Kassy (@kassy1069) 2018年2月13日
今件に絡んでこんな話も。当方も日本学生支援機構ではないけど奨学金を利用した口なので同意できる話ではあるのだけど。お金関連の話ではどのような場合にも発生し得る事例を除けば、矛先が巧みにずらされている感は強い。
米国の個人ローンの現状(千葉銀行) https://t.co/LXJPQUGzuO 2017年9月 pic.twitter.com/YUzmYvsDTw
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
米国学生ローン問題の実態─ 現行の救済策が示す問題の根深さ(みすぼリサーチ) https://t.co/mJiffqh0zR 2015年5月 pic.twitter.com/fbqUbSHWBw
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月13日
ちなみに米国では同様の話として学生ローン問題がある。むしろこちらの方がより深刻で、サブプライムローン問題のぼっ発以前に騒がれていたカードローン問題と共に色々と論議されていた。今もあるけど日本ではさほど問題視されなくなってる。不思議な話ではあるけどね。
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