インチキ「報道」と発信元の明記

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タブロイド紙や大衆雑誌のネタ記事としてならともかく、ポータルサイトにニュースの一環としてこの類の話を掲載するのはどうなのよ、的なものが最近目につきやすくなった。こんな話もその一つ。おおもとの書き手は「そういう話があるから」という姿勢なのだろうけど、読み手側はその意図のプラットフォームをしっかりと確認できないと、その内容が事実であり信じるに値するものと読み取ってしまう。教科書に先生の妄想が書き込まれているようなものだ。

で、今件記事の発信ルートをたどると、MSNが提携しているAERA.dotから自動転送してきたもので、そのAERA.dotは週刊朝日の記事を掲載していたという流れ。まさにロンダリング的なルートではある。

以前から何度も指摘しているのだけど、この類の転送記事で困るのは、記事タイトルや本文を読んでいる間は、その記事がどこ発信なのかが分からないという事。今件ならばMSNが発信したと考えるのがごく普通ではある。けど実際は週刊朝日。

ウェブ上の記事でソーシャルメディアボタンを使ってツイートすると、どこ発信かが記載されないことがある。されてもそのサイトそのものの名前が出てしまい、今件ならばAERA.dotとか週刊朝日の類は出てこない。すると、ソーシャルメディアで紹介された時点では一次ソースが分からなくなる。これは非常にマズい。

今後は気を付けていくということで、極力一次ソースがどこかを記載していきたいものだ。今件ならばAERA.dot...ですらなく週刊朝日、というところかな。

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このページは、不破雷蔵が2018年2月15日 07:02に書いた記事です。

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