最近の「炎上してる!」てタイトルのネット記事って、ソース辿ったら100人くらいしかリアクションしてなくて、到底炎上には見えないケースが目につく。正確には「現在炎上している」ではなくて「ウチの記事をきっかけにこのツイートを炎上させてビュー数稼がせて欲しい!」が正確なとこかも。
— くおきの大冒険 (@kuoki_sec) 2018年2月14日
この類の話はなかなかしっぽをつかむことができないのだけど、状況証拠としては山ほど見出すことができる。炎上商法そのものが炎上の燃料となっていて、炎上していると騒ぎ立てれば火をつけることができる的なテンプレもできているんじゃないかとすら思われる。下手をすると該当する書き込みから数分でまとめ記事が挙げられているとかね。
掲示板時代からこの類のマッチポンプとか火に油を注いで自分も燃えて益を得よう的なものはあったけど、書き込みが容易なソーシャルメディアが普及して、その傾向がさらに強まった感はある。「炎上している」では無く「炎上させよう」というところかな。事件が無ければ起こせばいいじゃないかな、火事が起きて無ければ火をつければいいじゃないか、的な。
人の性として炎上商法が気軽でロースキルでも出来る、効率の良い手法には違いなく。されどそれは許される方法論でも無く。このような実情に対し成すべきことは、炎上商法に対し、それを明確に「炎上商法だ」と指摘し、その話や記事そのものは持ちろん、火付け盗賊的な存在を排除するなどの具体的行動を成していくこと。昨年の【炎上商法を自白し専門分野の能力が求められる場を踏み台にする「専門家」に存在意義はあるや否や】がよい例。
炎上商法は個別としては良い稼ぎを楽に得られるもの。けど、社会全体をマイナス方面に導くものは、ダメだとはっきり指摘しなければいけない。楽に儲けられるから人のモノを盗んでもいいよね、という考えや行動が許されないのと同じなんだよね。
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