ヒラリークリントンが使った選挙対策費用は12億ドル。FBI調査ではロシアが選挙介入に使った予算は毎月数千ドル。この程度の資金で選挙結果をひっくり返せたとしたら a) ヒラリーは大統領になるにはバカすぎた b) ヒラリー陣営は腐敗し過ぎていた
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月17日
という指摘。 https://t.co/eyJR6ztfes
全米ライフル協会とその関連団体がロビー活動に費した金は300万ドルに満たない。
— 杉浦憲二(Sugíura Kenji) (@sugiura_ken2) 2018年2月19日
こういう金額は公開されてるので調べてみると...2016年にNRAおよび関連団体がロビー活動に使ったのは318万ドルでした。https://t.co/IDzxjy7cpt
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
ちなみに2016年ヘルスケア関連のロビー活動費は5.1億ドル。https://t.co/MTQb4KbBEl
先日の米国での学校における銃乱射事件で、被害関係者や政治家らがトランプ米大統領が悪い共和党が悪いNRA(全米ライフル協会)に牛耳られている云々という話や運動を立て続けに成しているのに首を傾げていたところ、こういう話が。まぁ、NRAというと諸悪の根源で世界支配層的に数兆ドル単位の資金を政治家にばらまいているようにイメージされているけど、その実態はいずこにありや。
銃規制が進まないのはNRAの政治力が強いからではなく、修正二条のもとでの銃規制はいけるところまでいけている、からではないかな。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
あとは昨年のベガスや今回のフロリダみたいな「精神的に病んでいる」人たちへの対処だけど、これはこれで人権に関わる問題だからねー。 https://t.co/pD9v1qpxDo
「この人は大量殺人を起こす可能性があります」みたいな感じで監視するの? メーガン法でのGPSデバイス装着みたいな? (自分はメーガン法も相当やばいとおもってる程度にはリベラルです)
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
修正二条 https://t.co/A2UknuayXW
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年2月19日
(人民の武装権)
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない
電信柱が高いのも郵便ポストが赤いのもみんなトランプが悪いのよ、的な論評展開は、日本における現行政権や社会体制に向けた報道やら「専門家」やら一部政治家のそれとよく似ている。感情論や勢いや現場のちょっとした声(先日の【「早まった一般化」「過度の一般化」というのだな、あの手法って】を参照)で扇動して叩くってのは、正直野蛮で非知性的な感は強い。事実も理念も統計もすべて吹き飛ばしてしまう。
今回のフロリダ乱射事件を受けてトランプ大統領が「なんでオバマ時代に規制強化しなかったの?」とおとぼけTweetをして案の定炎上しているようだけど、答えは「民主党が銃規制に消極的だから」。オバマ政権初期は上院下院ともに民主が多数派だったから銃規制は余裕でできたはず。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
実際には2012年12月に起きたサンディフック小学校銃乱射事件が起きるまで民主党は銃規制強化に動かなかった。2013年1月にカリフォルニア選出のファインシュタイン上院議員が狙撃銃所持を規制する法案を提案するものの、上院が40対60で秘訣してしまう。当時の上院は民主55 vs 共和45。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
つまり民主党上院から実に15名の謀反が発生し、狙撃銃所持を規制するという強力な銃規制強化法案は葬られてしまったわけ。そういう背景があるから、今回のトランプ大統領は余裕ですっとぼけることができるわけですよ。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
大事なことだから繰り返すけど銃規制強化に反対しているのは共和党だけではない。
Pew Research Centerの世論調査を見ると、銃規制強化に賛同する有権者は年々「減って」いることがわかる。これ、コロンバイン高校銃乱射事件やバージニア技科大乱射事件を中学高校生に見た世代が有権者になってもこういう結果、ということには注目しておきたい。https://t.co/p9EW3zECKM pic.twitter.com/tP6xef0mFq
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
昨年のラスベガス乱射事件を受けて、共和党主導で「狙撃銃で連射が可能になる改造の禁止」「銃購入時のバックグラウンドチェック強化」を軸とする法案が作られて下院は通っているんですよ。上院通過できない理由はこれも民主が反対しているから。ちなみに下院で銃規制法案に賛成した民主はわずか6名。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2018年2月19日
この類の話を日米を問わず報道も専門家もほとんど成していない、それどころか勢いにかまけてバッシングをしている、せめて冷静に実情を見て分析し伝えるところは無いのかと考えると、いわゆる確信的利益のためには何でも利用するし、他のもの(情報の信ぴょう性とか自分の信頼とか)がどうなっても知ったこっちゃないってところになるのだろうなあ、と。「オバマ政権初期は上院下院ともに民主が多数派だったから銃規制は余裕でできたはず」この一文だけでも、今のお騒ぎは沈静化してもおかしくないのだけどね、理知的な思考を持つ人なら。
先日もちょいと愚痴ったのだけど、現場の声や感情論が優先され持ち上げられ評価され、冷静な分析が蔑ろにされているってのを改めて強く思うのだよね...。どうにかならないかな。
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