米国の原油生産は今やシェールオイルが過半数

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先日原油関連の記事でちょいと触れた、EIAが2月1日に「米国での原油生産が日産で1000万バレルを超えたよ、1970年以来の多い量だよ」と伝えてから、原油価格が下落に転じたという話。データの上での確認程度かなと記事を書き終えた後に調べてみたら、ちゃんとEIAが報告書というかプレスリリースとして展開していた。結構大きな節目だったんだな、と。

元々米国では昔から原油が採れていた、石油産出国ではあったのだけど、シェールオイルの採掘技術の進歩でここ数年はもりもり採掘量が増えている。昔なら採算が取れないから無理だねってのが、新しい技術ならそろばん勘定が合うので掘りましょうって感じ。

二枚目のグラフを見て驚いたのだけど、今では米国の原油生産量の過半数はシェールオイルによるものとなっている。元々米国では原油について、産業や民間の需要を支えるのには国内生産分だけでは足りずに輸入しているわけだけど、その必要性が低くなっているのも事実。対外政策にも微妙な変化が生じているのも当然というわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2018年2月21日 07:22に書いた記事です。

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