ソーシャルメディアの利用上の注意

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この辺りはSNS(ソーシャルメディア)の利用教本を作った時には巻頭ページに載せなきゃいけないレベルのお話。SNSは利用ハードルが低くてお気楽な感覚で自分の今の情報を配信できるのだけど、それは自分の個人情報をさくりと世界に向けて提供していることを意味するのだから。

何気ない語りでも重要な特定情報が混じっていたり、一つ一つは他愛もない事でも組み合わせることで絞り込みが出来たりもする。そしてそれを行うだけのツールは誰もが容易にアクセスが可能。

自分の住んでいる場所に対する最寄り駅と物件情報があれば、家を特定することは不可能ではない。行きつけの店の情報もまた絞り込みの材料になる。天候が悪化した時や災害が発生した時も、自分の家からその状況を伝えると家そのものの情報を暴露したことになってしまう(飛行機とかヘリが飛んでいたりとか、雨が降ってきた云々ってのもだよ)。

来訪したお店の情報はリアルタイムで伝えたいところだけど、それをやるとその場で個人が特定されるリスクが生じる。たまたまその場に見ている人がいるかもしれないからね。

自分にとって便利なことは、他人にとっても便利ではある。簡単な話ではあるのだけど、盲点でもあるし、ネットサービスの概念を認識していないと分からないからねえ、この類の話は。痛い目にあえば習得できるけど、それはそれで理不尽。知識の習得は予防接種みたいなもの。しっかりと学んでおこう。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2018年2月24日 06:58に書いた記事です。

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