万引きとか無賃乗車とか違法のサイトで漫画を読むとか、何かを手に入れるためにズルをすることを覚えると「まとも」に戻れなくなる、それが一番怖いことだと私は思ってる。「まとも」から離れるとそれまで付き合ってた人たちとずれていく。自分がずれていることを信じたくなくて詭弁を弄するようになる
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) 2018年2月24日
「みんなやってるし」「お金無いし」「買うほどではないと思って」「こういう会社はすごく儲かってるから、いいの」「対策しないほうが悪い」「今だけ」「表現で金を取る時代は終わったんだよ」お金を払わずにすますために、こういう言葉を繰り返し口にするほど戻れなくなる。離れていく人も出てくる。
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) 2018年2月24日
慣れとか学習とかいう表現をすれば分かりやすいかもしれない、少々怖いお話。ちょっとしたように見える悪事は、それほど罪悪感を持たずに果たすことができる。あるいはそれが悪い事だという認識すら無いのかもしれない(知らない、教えてもらっていない、理解できていないなど理由は多々あるけど)。
しかしその行為に慣れてしまうと、そのレベルのズル、不法行為が自分にとっての判断基準となる。普段からつまみ食いをしているとつまみ食いが当然の行為となる、常日頃から信号無視をしていると、どのような場でも信号を無視して横断してしまうようになる。その慣れ、学習した結果は、世間一般の常識、決まり、倫理からは外れているもので、それが標準軸となってしまった人は、普通の世界からははみ出した存在となる。
自分が世間一般、社会全体からずれていることに気がつくと、そこで元に戻れればいいのだけど、それができるようなら最初から慣れたり学習などはしていない。多分に自分を正当化する。裏技的なもの、正直者が馬鹿を見る、これこそが真理だ、自分は正義だ、自分は弱者だから許される。まぁ、色々と理由づけはできる。あるいは新たな理論を自ら構築するとか、どこかから持ってくるかもしれない。
それで本人が満足するのなら別にいいのでは、との考えもある。しかしそれによりその人が引き返せない領域に沈んでしまうのは悲しいことではあるし、他の人も巻き込もうとしたリ世間を騒がすのは、勘弁してほしいものではある。
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